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改正道交法完全対応、わかりやすいハンズフリー「PDI-C904/CHF」
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携帯電話と接続してハンズフリー通話が行なえるユニット「PDI-C904/CHF」
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11月1日から改正道路交通法が施行された。つまりはケータイ、カーナビ、そのたぐいのものは一切運転中は注視できなくなったのである。普段は風来坊を気取った私とて、法治国家に住処を構えるからには無視できない。
デジタルキッズを自認する私だが、クルマとはどうも相性が悪いらしく、一度ならず事故に遭っている。運転もヘタで、都内は走りたくない。縦列駐車などもってのほか。クルマの密度が格段に高い駐車場なんかはっきり言って止められない。道交法で定められているというよりもむしろ自分の命を守るためにハンズフリーは不可欠なんである。だが、同時にケータイにスペックを求める私としては、どうにもBluetooth対応ケータイを買う気にはなれない。要は、対応機種が少なく、選択肢が狭いのが我慢ならないのだ。かといって今さらワイアードのヘッドセットをする気にもならない。
などと考えていた折に借り受けたのが、アイ・オー・データ機器の「PDI-C904/CHF」。ただの丸っこいスピーカーのように見えるコイツはヘッドセットとは異なり、クルマの中に据え置くタイプのハンズフリーキットだ。
ケーブルをケータイのイヤホンジャックに繋ぎ、電源をシガーライターソケットに装着。自分の声が拾えるように適当な場所にマイクを設置するだけで完了。スピーカーは耳に当て……るわけはなく、車内の適当な場所に置いておくだけでよい。ケータイや本体側でソフト的な設定をする必要がないのは実にラクチンだ。
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手頃なサイズなのだが、少々大きめに感じた
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操作も実に単純。電話がかかってきたら、スピーカー下部にあるボタンを押して応答するだけ。そもそも液晶画面などがないため、ソフトウェア的な操作は一切ない。黒電話並みの簡単さである。音量調節も専用のつまみが用意されている。実にシンプルで実用的な使い勝手だ。また、この製品の利点は運転者を選ばないことである。たとえば、Bluetoothヘッドセットをクルマの中に常設していても、対応ケータイを持っていない人が運転しようものなら、もうアウト。つまり、営業車やファミリーカーのような不特定多数の人が乗るクルマに設置するにはピッタリの製品だ。Bluetoothだと、相性やプロファイルの問題、セッティングなどハードルはいくつかあるが、物理接続だけで利用できる本製品は、使う前の段階でつまづくことはまずゼロに等しい。機械はニガテだがケータイは使う……そんな人にも安心して勧められる一品だ。
また、エラい! と感心したのは標準セットに丸形2タイプ、平形の合計3種類のケーブルを同梱したこと。フツーの感覚ならばケーブルはオプションにして見た目の本体価格を下げてやろうとか思いがち。だけどもこの製品のわかりやすさを理解する人は、おそらく「アナタのケータイ、丸形? 平形?」と聞かれてもわからない人も多いはず。同梱の3本のケーブルであればほぼすべてのケータイに対応できる。DDIポケット端末に対応しているのを歓迎する人も多いはず。
全体的に満足度の高い製品だが、ひとつ気になるところを挙げるとすれば、ややサイズが大きいこと。ダッシュボードに置くと、やけにモッコリ感がある。よく言えば存在感があるわけだが、運転者が手を伸ばしてボタンを押せる位置に置くには、どうにも大きいのである。もうちょっと薄く、コンパクトにできれば、流行り廃りのない、ロングセラー、定番商品になれるような気がするのだが、いかがだろうか。
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パッケージは、利用スタイルが非常にわかりやすく案内されている
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
PDI-C904/CHF |
アイ・オー・データ機器 |
12,800円(直販サイト価格) |
■ URL
製品情報
http://www.iodata.jp/prod/mobile/keitai/2004/pdi-c904chf/
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(伊藤 大地)
2004/11/29 10:53
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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