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大事な一眼レフデジカメを安全に持ち運ぶ「ペリカンケース」
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市販の南京錠が使えるロック穴、折り曲げると邪魔にならないフォールドダウンハンドル、気圧調整の黒いバルブノブ、いずれもがプロフェッショナル・ツールを感じさせる
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ペリカンは、大きなクチバシで赤ちゃんを運んでくると言われている水鳥の代表選手だ。大きなものになると全長は2メートル、羽を広げた全幅は2.5メートルにもなるものがいるらしい。水鳥であるがゆえに、水中も水上も得意だ。オマケに足があり、羽もあるので、陸海空全ての空間がオールマイティの鳥類だ。
そんな「ペリカン」の名前を冠した有名な防水トランクがある。ABS樹脂を素材とした米国ペリカン社製の防水プロテクターケースは、米軍御用達でもあり、水辺で仕事を行なうことの多い世界中のプロカメラマンやダイバーなどから、絶大な信頼と支持を寄せられている。
密閉度が高く外圧に強いABS樹脂とゴム製のO(オー)リングの採用により、密閉性と防水性能は秀逸だ。あまりにもその密閉性が高いので、「山の頂上で閉じたペリカンケースが気圧の変化のために麓で開かない」、というありがたくないトラブルまで起こってしまう。そんな時には、ペリカンケースに標準で備えられた「気圧調整バルブ」をゆるめることで、内部の空気圧が上昇し、簡単にケースの開閉ができる仕組みも標準で装備している。
筆者は、カメラケースには長らく米国ゼロ社の小型ケースを活用していたが、最近買い求めたデジタルカメラの持ち運び用保護ケースには、より安価なこのペリカンケースの1200番という商品をWeb上の通販ショップから購入した。サイズの違いにより、全部で12~13種類ほどあるペリカンケースのうち、筆者の購入した1200は、最小サイズから数えて2~3番目の、比較的小ぶりな精密機器用の収納ケースだ。
内部は他のペリカンケースと同様、小さな立方体からなり、ブロック単位で取り除くことのできる黒いスポンジが詰まっている。収納するモノのサイズに応じて、自由に指先で引きちぎって簡単に工作できるようになっているのだ。
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内部のスポンジは簡単に指先で引きちぎれるが、誤って余分に取り除いてしまうと修復はできない。注意深く作業しよう
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筆者は、今回収納するデジタルカメラのサイズに合わせて、最初は大凡のサイズに合わせて、そしてデジタルカメラには少しタイトな感じでスポンジブロックを細かめに取り除き、何度か実際にデジタルカメラを位置あわせして最終的に数分で出来上がった。蓋側に取り付けられた高さの低い山型スポンジは、蓋を閉じることによって、内部のデジタルカメラを押さえつけ確実に固定する役目をし、このペリカンケース1200で、筆者のデジタルカメラは、タイトに固定され、同時に防水対策を実装することとなった。
目立つボディカラーは遠くからでも認識しやすく、海岸の砂浜に置いておいても視認性は高い。また長期の海外旅行などでは、チェックイン荷物の大型トランクの中にも楽に収納できるコンパクトサイズだ。流行の一眼レフデジカメには最適のケースの1つと言えるだろう。
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取り除いたスポンジのブロックとその跡に綺麗に収まった筆者のデジタルカメラ
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蓋側の山型スポンジで内部の収納物はがっちりと固定される
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製品名 |
標準価格 |
購入場所 |
ペリカンケース 1200 |
11,500円 |
Web通販で購入 |
■ URL
ペリカンケースを扱っている国内代理店の製品情報
http://www.apsystems.co.jp/prod/pel/index.html
(ゼロ・ハリ)
2004/11/10 10:58
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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