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「温玉ごっこ」でI’ll be back! 自宅で手軽に温泉タマゴ
愛らしいデザインの「温玉ごっこ」
「あの名湯のにごりは入浴剤の効果だった!」と発覚してからというもの、「あっちもこっちも実は水道水を使ったお風呂だった」と判明して、世間を大いににぎわせていたことは記憶に新しいところ。嘘はいけないが、旅館は動かせない。出ていた温泉が出なくなるのは一大事。バッテリーがへたれたノートパソコン、あるいはメモリカードを家に忘れてきたデジカメみたいなものだから、内心かなり気の毒だ。
そんなことはさておき、旅館の朝の定番といえば、温泉タマゴ。初めて口にしたのがいつだったか記憶にないのだが、半熟のトロリとした白身、適度な硬さの黄身とだし汁が絡まりあった、あの味わいは忘れがたく、気が付けば大好きな一品になっていた。食べるのは一瞬に近いので、その美味さに加え、食べるときの嬉しさと、自分の分がなくなった寂しさの両方をも味わうことになるのだ。
そんな大好きな温泉タマゴを、家庭で手軽に作れるのが「温玉ごっこ」である。実は、温泉タマゴは特別なものを用意しなくても作れてしまうのだが、あえて「温玉ごっこ」を使うのには3つの理由がある。
1つ目は、温玉ごっこが「かわいい」という点。かわいい道具で行なう料理は楽しい。2つ目は、断熱材をはさんだ三重構造になっているため、保温だけでなく、保冷もできるという点。つまりアイスペールとしても活用できるのだ。用途が限定されないところがニクい。3つ目は、タマゴの出し入れがしやすい専用スタンドが付いてるという点。スタンドにタマゴを置いたら、「ターミネーター」の1シーンを思い出しながら、ケースに沈めよう。親指を立てるかどうかは気分次第。とはいっても、お湯(沸かしたての熱湯)は沈めてから注ぐのだが。
そして蓋をして待つこと十数分。時間がきたらスタンドをつまみあげればお湯の中から顔を出すタマゴ。「I'll be back!」の約束通り、タマゴは温泉タマゴとなって戻ってくるのである。
ただし、あまり長時間入れておくと普通のゆで卵に近い状態になってしまうので、15分~20分弱を目安にしてみよう。また、殻にヒビが入っている場合、割ってみたら水っぽくなっていたこともあった。ヒビのない丈夫な殻のタマゴを選ぶと良いだろう。固さの加減は各自お湯の温度や浸す時間を試して、適当なものを見つけていただきたい。
でき上がった温泉タマゴには、だし汁をかけて食べるのだ! 筆者の場合、だし汁以外に、カレーやラーメンにトッピングしたり、ほうれん草のソテーに乗せるのが好き。食欲のおもむくままに、自由な組み合わせを楽しもうではないか。どこへも出かけられないけど、温泉タマゴに味海苔、味噌汁、漬物、ごはん、納豆、焼き魚を用意すれば、これでお宅でも旅館の朝食気分だ。また、温泉タマゴは消化がいいらしいので、生卵やゆで卵はちょっと……というときでも食べやすいのではないだろうか。夏バテ気味で体力が心配という方はぜひお試しを。料理が苦手という人も、お湯に卵をつけておくくらいはできるはずだ。ただし割るときは熱いので、やけどには十分気をつけよう。
ちなみに「温玉ごっこ」は水道水を沸かしたお湯でオッケー。
温泉たまご好きなら、このパッケージを探すべし
温泉たまごを作るには、お湯を注ぐだけ
温泉たまごができるまで、わくわくしながらじっくり待とう
好みの固さになる時間になったら卵を外に
温泉たまごのできあがり。だしをかけるか、はたまた別の手法で行くか、至福の時だ
品名
発売元
購入価格
温泉タマゴ作り器 温玉ごっこ
セイエイ(清水産業)
990円
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URL
セイエイ
http://www.seiei.com/
(すずまり)
2004/09/17 11:02
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