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ついに登場! ないのが不思議だった「赤黒鉛筆」
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最近は鉛筆を使う機会が減り、在庫リスクを重んじる街のショップでは売っていないことが多い。安いWeb通販の独壇場だ!
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今まで、ないのが不思議だった「黒赤鉛筆」が平成16年になってやっと登場した。従来から、デスク上でコロコロと転がってしまう断面の丸い「赤青鉛筆」は存在したが、なぜか、黒赤鉛筆は見たことがなかった。
赤青鉛筆は筆者も持っていたことはあるが、青の出番はほとんどなく、実際には95%以上は赤のみを使っていた。「赤青鉛筆」は基本的に、ごく普通の黒鉛筆は別に持っていることを前提に、赤青の2色を1本にして印つけなどに使用するという発想の商品だったのかもしれない。実際には青の出番は少なく、そのせいか、赤:青が7:3になった2色鉛筆を見た記憶もある。
従来、「黒赤鉛筆」ができなかった理由は、基本的に黒芯と色芯の直径の太さの差が問題であったらしい。確かに、普通の鉛筆の黒芯と比較して色鉛筆の色芯は少し太めだ。鉛筆の芯はご存じのように、黒鉛と粘度から作られ、すべての芯が同じ太さの直径であることが前提で、薄い板の上にできあがった芯を平行に何本か並べ、それをサンドイッチするように上板を載せて接着、その後、芯を中心に細長く六角形や円形に切り取って、できあがるのである。
2色鉛筆の場合も、芯の色は異なっても、基本的に連続して1本の芯であるかのように芯の太さが同じであることが前提条件だったのだ。従来、赤青鉛筆しかなかったのは、巻き寿司のように、具である「芯」の太さを合わせるのが簡単だったからだろう。
今回発売された「黒赤鉛筆」は、よく見るとほんの少し、黒色の芯が一般的な同じ濃さの鉛筆と比較しても太いのだ。逆に赤芯も少し従来に比較して細い感じがするが、それは気のせいかもしれない。黒い芯を色芯と同じ太さにするという発想の転換だけが「黒赤鉛筆」を実現した最大要素のようだ。今回の商品では、黒と赤の長さ比は従来の赤青鉛筆で採用されていた比率と同じで、黒7に対して赤3の比率が踏襲されている。
筆者は「赤黒鉛筆」の黒鉛筆が少し短くなったら、ファーバーカステル社のパーフェクトペンシルのエクステンダーに入れて使っている。もちろん、エクステンダーで保護されないもう一方の芯先は鉛筆用の市販の金属キャップでプロテクトしている。確かにたった一本で黒赤が使える「黒赤鉛筆」を使うことで、画期的に便利にはなったが、従来使えていた赤鉛筆の位置に存在した「イレーザー」(消しゴム)がなくなってしまった。次は、やはり発想の大転換で、マジカルな「黒赤消しゴム鉛筆」の開発を急いでほしい。
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2本パックと1ダースの2通りから選択できる
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従来の鉛筆より芯は心持ち太い(下が黒赤鉛筆)
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製品名 |
購入先 |
価格 |
トンボ 黒赤鉛筆 |
Web通販サイト「色工房voice」 |
2本組パック 168円 1ダース 808円 |
■ URL
Web通販サイト「色工房voice」
http://www.rakuten.co.jp/voice/498971/534183/534185/
(ゼロ・ハリ)
2004/09/16 11:03
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