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石窯オーブンでこんがりふっくら! オーブンレンジ「ER-B9」
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スチームで使うとき用の水さしや、なべつかみなどが付属する。また、見た目よりも庫内はかなり広く使うことができる
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壁にぴったりとくっつけることができるので、省スペースにも貢献
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この夏、筆者の家では各種家電が壊れに壊れた。まず冷蔵庫が壊れ、次に洗濯機が壊れ、ビデオデッキが壊れ、おまけに電子レンジが壊れてしまった。ここまで続くと何かに呪われているのではと思うが、よくよく考えてみると冷蔵庫や洗濯機や電子レンジはほぼ同時期に購入したもの。製品は違えど、こういった家電の耐久性はほとんど同じなんだなぁ、と妙なところで感心してしまった。
それはさておき、こういった家電は、無ければ生活に支障をきたす生活必需品だ。特に筆者宅では調理に電子レンジが大活躍していたため、文字通り死活問題となった。修理を頼もうにも、古い製品であるため部品の取り寄せが困難らしい。そこで、どうせならと新しい電子レンジを購入することにした。
今まで筆者宅にあった電子レンジ(オーブンレンジ)は7~8年前に買ったものだ。これだけの期間が経っていると、最新機種は別物と言ってもいいぐらい機能が充実している。各メーカーそれぞれ特色があり、非常に目移りしたのだが、今回は東芝石窯オーブンレンジ「ER-B9」を購入することにした。
選んだ基準は、ずばり“石窯機能”。スチームを微調整したり、レンジ内の重さを自動的に測ってくれる他の機種にも惹かれたが、結局は石窯機能を選ぶことにした。というのも、実は筆者、最近パン作りにハマっている。この石窯オーブン機能があれば、パンがこんがりふっくら焼けるとのこと。これさえあれば、未熟な筆者でも美味しいパンが焼き放題に違いない。相変わらず腕を道具でカバーするタイプなので、パン作りのためにこの製品を選んだのだった。
石窯オーブン機能は、庫内の四方に配置された遠赤コーティングと遠赤石焼きプレートによって実現される。まさに四方からの遠赤外線効果により、食品の中まで熱がしっかりと浸透。短時間で表面はこんがり、中はふっくらとして、まさに窯で焼いたような焼き上げとなっているのだ。もちろんパンだけではなく、石焼きハンバーグやピザ、焼き芋なんかもお手の物。説明書付属の料理集には全部で80種類以上のレシピが掲載されている。
さっそく料理集に従ってプチパンを焼いてみたが、これが実にお手軽かつ簡単だった。というのも、プチパンと揚げパンは、あらかじめ時間や温度がセットされている「らくらくベーカリー」機能により一次発酵から成形発酵、焼き上げまでほぼオートでこなせる。生地を作って庫内に入れ、らくらくベーカリーボタンを押すだけで発酵開始。一次発酵が終わったら生地を取り出し、分割して少し休めた後にまた庫内に入れてボタンを押すと、後は成形発酵から焼き上げまでを自動的にやってくれる。最初の準備から焼き上げまで1時間かからずに終わってしまった。
また、ちょっと便利だと思ったのが、レンジの出力を変えられる機能。500W、600W、1,000Wと3種類から自在に選べるのだ。よく冷凍食品などには「500Wで2分、600Wで1分30秒」のような温め時間が書いてある。関東地方に住んでいる筆者は、関西は出力が高くて温め時間が短くていいなぁ、と思っていたが、これで関東にいながら関西の出力で調理ができるのだ。もちろん手早く温めたい時は1,000Wを使用することになる。
不満があるとすれば、それは液晶表示部に時計が表示されないこと。あまり時計を置いていない我が家では、キッチンにおいて時間を知る貴重なポイントだったのだが、「ER-B9」には時計機能がついていない。おそらく省電力機能のためだとは思うが、少し残念だ。だが、その他に関してはほとんど不満点がない。今回購入した石窯オーブンレンジは、拙宅のキッチンにおける主役であり続けるだろう。
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一次発酵もレンジ内でOK
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発酵中は液晶表示部に「発酵」と表示される。ちなみに上部にある「アイス」だが、これはスプーンが通らないほど固くなったアイスを-10℃に温めてスムーズにスプーンが通るようにするとき用らしい
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生地を丸めて庫内に戻したところ。ここから成形発酵→焼き上げまでを自動的にやってくれる。実に簡単だ
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焼き上がり。右奥がやや焼きが甘いが、全体的にいい焼き色。やはり真中が一番良く熱が通るようだ
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
オーブンレンジ 石窯オーブン ER-B9 |
東芝 |
62,790円 |
新宿西口ヨドバシカメラ マルチメディア館 |
■ URL
製品情報
http://www.ishigama-oven.com/aag/chc/oven/
(杉村 啓)
2004/09/02 10:59
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