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ドライブ中もiPodを楽しもう! 「TuneCast II Mobile FM Transmitter」
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本体サイズは鶏卵程度。電源が入るとディスプレイに現在の送信周波数が表示される
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筆者はステアリングの右にあるカップホルダーに入れて利用している。本体の大半が隠れている状態だが、電波は良好だ
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最近では、自動車のオプション装備として、カーナビゲーションシステムを搭載するのが一般的になったようだ。筆者も例に漏れず、先日マイカーを購入した際に「ナビゲーションマップの読み込みが早い上に、CDなどから音楽ファイルを録音してジュークボックスとして利用できるんですよ!」というカーディーラー氏のセールスに負けて、高額なHDDカーナビを搭載することになってしまった。
カーナビとしての性能には不満はないのだが、ところがどっこい、このジュークボックス機能の使い勝手は、お世辞にも良いとは言いがたい。CDからの録音は当倍速のみ、CD情報の自動検索はできるもののJ-ポップなどのメジャーなCDのみに限られているなど、短距離の「チョイ乗り」が多い上に海外マイナーレーベルの楽曲ばかり聴いている筆者には手間ばかりがかかる作り。そこで、普段から愛用しているポータブルHDDプレーヤー「iPod」をドライブ中になんとか使えないものかと模索していて見つけたのが、「TuneCast II Mobile FM Transmitter」だ。
「TuneCast II Mobile FM Transmitter」は、イヤホン端子に接続することで音楽をFM電波に乗せて送信できる“FMトランスミッタ”と呼ばれるアイテムだ。FMラジオの周波数をTuneCast II Mobile FM Transmitterの送信周波数に合わせれば、FMトランスミッタから送信された音楽が聴けるといった寸法だ。今回は送信側にiPod、受信側にカーステレオを利用したが、他のポータブル音楽プレーヤーやFMラジオでも利用可能だ。
TuneCast II Mobile FM Transmitterでは、iPodで音楽の再生を始めると自動的に電源が入り、60秒以上再生を停止すると電源が切れるという自動電源オン/オフ機能が用意されている。また、iPodから電力供給を行わないので比較的長時間の音楽再生ができることに加えて、乾電池とシガレットライターの2通りの電力供給手段が使えるのも便利なポイント。周波数は、76MHz~90MHzの範囲において0.1MHz刻みで変えられる上に、最大4チャンネルまでのFM周波数を記憶できるので友達の車やレンタカーなど複数の受信機を同時に利用する場合もスムーズだ。音質については、CD再生時よりは劣化していることを認めざるを得ないものの、実用上に問題があるレベルではない。立体駐車場など電波状態がよくないところを走行したり、低音が強い曲を再生すると音がひび割れることもあるがおおむね良好と言えるだろう。ドライブ中もシームレスにiPodで音楽を楽しみたいならば、ぜひ試してもらいたい一品だ。
品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
TuneCast II Mobile FM Transmitter |
Belkin |
5,480円 |
秋葉館 |
■ URL
製品情報(英文)
http://catalog.belkin.com/IWCatProductPage.process?Merchant_Id=&Section_Id=201526&pcount=&Product_Id=166893
(富永 ジュン)
2004/08/31 10:49
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