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「どこでもオフィス」を実現!? コクヨ「プチクリッツ」
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机の上に立てておくことができるペンケース。スヌーピーのプリントがあるタイプなども発売された
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モバイルPCを活用した“どこでもオフィス”は、多くの人が実践し、モバイル環境改善の工夫やアイディアはWebや月刊誌でもひんぱんに紹介されるが、まだまだ多くの人類にとって重要な手書きワールドのモバイル化に関しては、あまり面白いアイディアや研究がないように思える。
個人の能力を120%発揮するためには、ネットワークとパソコンの活用が不可欠だ。しかし、どんなにパソコン全盛の時代になっても、手書きのメモやアイディアスケッチを置き換えてくれる、洒落たアプリケーションや便利でナチュラルなハードウェアはなかなか登場してこないのが現実だ。
インターネットがどれだけ普及しても、まだまだ紙のメディアは生き残り、毎月のようにメモ帳やレポート用紙、新しいサイズのポストイットや、新しい機能を搭載したボールペン、シャープペンシル、新しい素材の消しゴムや、新しい形状の消しゴム、それらを固定するピン類や取りまとめるクリップの類、そしてそれらの複数機能を実現する新製品など、数多くのステーショナリー新製品が毎月のように市場に送り出されている。そんなことを考えている時に、偶然見つけた優れモノがコクヨの「Petit CRITZ(プチクリッツ)」だ。
プチクリッツは、一見、上にいくほど少し細くなる円筒形をしている。真ん中より上半分の左右にはジッパーが付いており、そのジッパーを左右に開くことによって、内部のモノを簡単に取り出せる布製の筆箱だ。プチクリッツを立てたまま、左右に開いた上半分をもう少し左右下側に大きく開いて折り返すと、ペン立てのように使用できる便利な筆箱なのだ。
会社などで、自席を離れて仕事をすることが多い事務系のビジネスマンや、クライアント先での仕事の多いデザイナー、設計関係で現場を動き回るエンジニア、図書館でゆっくり作業をしたい学生や主婦などにとって、なかなか便利で実用的な「モバイルペン立て」だ。筆者は通常、プチクリッツの内部に、鉛筆2~3本と、15cmのショートスケール、ラインマーカーを2~3本、ボールペン2~3本、そしてペン型のイレーザーを1本、合計でおよそ1ダース弱の筆記具を収納して持ち歩いている。
サテライトオフィスでも、図書館でも、出張先のホテルでも、海外でも、自分の気に入った筆記具を普段同様どこでも活用できることは、パソコンが万能だと思われているモバイルワールドでは見落としがちだが、重要な要素だろう。コクヨ社の販売する「プチクリッツ」は、そんなIT社会が積み残した意外と大きな盲点をカバーするアイディアグッズだ。
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筆者はいつも1ダース程度のペン類を持ち歩いている。収容力も通常の使用なら十分だろう
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ファスナーを開くとペンスタンドに早変わり。使いたいものがさっと取り出せる
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製品名 |
発売元 |
価格 |
ペンケース (Petit CRITZ・プチクリッツ) |
コクヨ |
787円 |
■ URL
コクヨ
http://www.kokuyo.co.jp/
(ゼロ・ハリ)
2004/08/02 10:56
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