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激安お掃除ロボット「ロボモップ」
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お掃除ロボット「ロボモップ」
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少し前からお掃除ロボットが気になっていた。と言っても東芝の「トリロバイト」の様に10万円以上で、とても手が出ないので、数万円で手の届く「ルンバ」あたりを狙っていた。PC Watchに掲載された「ルンバ」の記事を執筆した本人にもその後の感想を聞いたり、アドバイスをもらったりする中、「インテリジェントじゃないけどこんなのもあるよ」と教えてもらったのが「ロボモップ」だ。
先達曰く、お掃除ロボット導入の条件の1つは、部屋がそこそこ広くて室内にモノが少ないことらしい。「ルンバ」の記事には、動画も掲載されているが、我が家との最大の違いはモノの少なさだ。残念ながら我が家は親に似たのか、子供のランドセルが床に置きっぱなしであったりするなど、障害物が多い。数万円で使いこなせないと後悔するところだが、数千円であれば「まぁいいかぁ」と思えるだろうということで購入してみた。
「ロボモップ」は、その名の通り「ロボット+モップ」であり、「自走式フローリング専用モップ」だ。仕組みはレコード盤サイズの樹脂製の本体にクイックルワイパーのような専用シートをマジックテープで貼り付け、自転するボールを真ん中に入れて、室内をモップがけする。いわゆるお掃除ロボットと言われるモノと比べるとインテリジェントなところは微塵も見られない。ハッキリ言ってこれをロボットと呼ぶのかさえ疑問である。真ん中に入れるボールはロボティクボールと呼ばれ、ACアダプタで充電すると2時間ほど連続稼働する。内部の構造もシンプルで、金属製の重りをひたすら回転させるだけだ。
ボールの横の充電ジャック兼スイッチを押し、本体の真ん中にセットするとボールが転がり出し適当な方向に直進する。正確には蛇行する感じでゆらゆらと進んでいく。障害物にぶつかると、本体真ん中の隙間の中でボールが暴れ向きを変える。ときどき部屋の真ん中でも突然向きを変えたりもする。よく言えばファジー、言い方を変えると行き当たりばったりな動きだ。スペックでは6畳間を15分とあるが、同じ場所を何度も通るし、未清掃のところがあろうがなかろうがノンインテリジェントに進むだけなので、実際にはいつ清掃が終わったかはわかりにくい。動きは意外に速く秒速1m弱くらい。同じところを何度も通る一方で、そこそこ部屋の隅々まで動き回る様だ。本体は極めて軽いので家具にぶつかっても傷つく心配はない。むしろ、こちらがウッカリしていると、気付かずに踏み潰して壊してしまいそうだ。音は静かで“カサカサ……”と深夜でも寝室と別の部屋なら動かしたまま寝ることも十分可能だし、昼間もテレビを見ながら使っても平気だ。このあたりは本格的な掃除機よりアドバンテージを持っていると言えよう。
「ロボモップ」はときどき動けなくなるときがある。段差がない絨毯の部屋とカーテンの下だ。絨毯の上に乗り上げるとお掃除シートと絨毯の抵抗が大きく、その場で向きを変えようともがくが、抜け出せなくなる。カーテンの下に潜り込んだときも離れようとするとカーテンの重みで引き留められ、再びカーテンに向かってしまうという動作を繰り返す。
こうやって説明すると無駄に満ちた製品に思えるが、実際のところ、予想以上に“カワイー”のである。しばらくは見ていて飽きないほど縦横無尽に動き回る。数回動かしてシートを見ると「思ったより我が家は汚い」と思えるほど、埃や髪の毛が十分取れている。連続稼働時間は2時間と長いので、リビングやダイニング、廊下を行ったり来たりして、ほぼ全域を網羅する感じだ。こうなれば、お掃除ロボットの入門用としては満足度120%の一品だ。
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我が家は思った以上に汚い?
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内部の構造はシンプル
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縦横無尽に動き回る「ロボモップ」。※リンク先は動画(WMV方式、53KB)
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
ロボモップ |
大作商事 |
5,229円 |
■ URL
製品情報
http://www.robomop.jp/robomop.html
(奥川浩彦)
2004/07/12 11:01
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