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雨の日もなごんでケロ！ 「有田焼 かえるの合唱」
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「有田焼 かえるの合唱」
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ふらふらっと近所を歩いていると、最寄のショップの展示フロアに「大陶器市」という掲示があった。そこでは、さまざまな商品の臨時売り場ができるのだが、たまたま遭遇したのが食器などを中心とした陶器の即売会場だった。ちょっとした料理も、盛り付けるお皿によって随分見た目のおいしさが変わるのは誰もが知っているところ。筆者もグレートなラーメン用どんぶりでも売ってないかとさまよっていたのだが、捜し物よりもはるかに小さい陶器に目を奪われてしまった。
それらは小さく、何かを見つけたかのように天を仰ぎ、口を開けている。笑っているようにも見えるし、歌っているようにも見える。口を開けているだけなのに、実に表情が生き生きしてみえる。そばにあった表示には「有田焼 かえるの合唱」とあった。「かわいすぎるッ!! ラーメンどんぶり止めてかえるにする!!」と心の中で叫び、まずカエル1つを手にとった。すぐさま「1つじゃなんかかわいそうかも」と2つ目を手に。「合唱なんだから、もう少し欲しいかも」と3つ目を手にしていた。そして「指揮者の存在も重要だよね」と一回り大きなかえるを手にし、気が付いたら4個のかえるが手のひらに。
それにしても彼らが食器売り場に居たのはなぜだろう？ もしかすると大きい方の“かえる”には、ガムシロップやコーヒー用のミルクを入れるのかもしれない。だが、この愛くるしい表情を見ていると、その口から何かが流れ出るのはいかがなものかと考えてしまう。これはこれで、ただひたすら愛でるのが適切だろう。
こんな出会いがあるなら、陶器売り場の散策もなかなか悪くない。翌日も足を運んでみると、大勢いた仲間たちがかなりいなくなっていた。同じ衝動に駆られた人が相当いるらしい。
雨が滴る日に、「うっとおしいな」と思ったら眺めてみよう。どうしても顔がほころんでしまうから。もし見つけたらお宅にもぜひどうぞ。
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心揺さぶる小ささ
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ひたすら天を仰ぐ姿は、雨を求めているのだろうか
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| 品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
| 有田焼 かえるの合唱 |
奥野商会 |
大：735円
小：367円 |
近所の大陶器市 |
（すずまり）
2004/07/02 11:25
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