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赤外線接続はけっこう便利 「IrSTICK mk2」
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これがIrSTICK mk2。写真は、NTTドコモの「SH900i」で撮影したものを、このIrSTICKを利用してパソコンに取り込んだものである
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赤外線での接続をなめていたワシなのだが、最近は赤外線を利用している人が結構いるのだという。それはケータイに赤外線ポートが付いているから。iモード端末やボーダフォンライブ!端末の多くには赤外線ポートが用意されていて、自分の電話番号やメールアドレスを赤外線でやり取りしているんだという。もちろん撮影した写真の交換などにも利用しているそうだ。
実際にワシもやってみたが、これが意外と便利。赤外線なんてちょっと古くてという思いは吹っ飛んでしまった。問題なのは、最近、赤外線ポートを持っていないパソコンが多いってことやね。
そこでコレ。リンク・エボリューションから発売されている「IrSTICK mk2」(以下、IrSTICK)だ。まずサイズにビックリ。そしてWindows 2000/XPならUSBポートに装着するだけで認識するという便利さもありがたい。というわけで、さっそく試してみた。
ケータイで撮影した写真をIrSTICKでパソコンに取り込むわけだが、取り込むためにはCD-ROMで添付されていた「赤外線画像転送デモソフト」を利用するのが便利。Windowsには、赤外線接続できる機能があるので、ソフトを利用しなくてもケータイの画像を送信できるのだが、1つ問題がある。それはドコモのケータイの場合、赤外線で取り込むと「mypic.vnt」というファイルになってしまい、通常の方法では写真として認識してくれないのである。ところが、この「赤外線画像転送デモソフト」を利用することで、きちんとJPEGファイルとして保存してくれるのである。オンラインソフトなどで「mypic.vnt」をJPEGファイルに変換してくれるソフトもいくつか存在するが、取り込みと同時に変換してくれる「赤外線画像転送デモソフト」の方が便利だ。また、フレームをつけたり、スタンプを押したり、色の調整を行なったりすることも可能なのである。
使ってみてちょっと問題に感じたのは、ボーダフォンライブ!端末を利用した場合。ドコモの場合は、取り込みが終わった後、自動的に「赤外線画像転送デモソフト」に写真が表示される。しかし、ボーダフォンライブ!端末の場合には、写真が表示されない。ただし、転送はされているので、「開く」ボタンをクリックして保存されている写真を読み込めばいい。まっ、フレームをつけたり、スタンプを押したりといったことをしないのなら、わざわざ開く必要はないのだが……。
ワシはこのIrSTICKをケータイからの取り込みに使ったが、CLIEやPocket PCなど赤外線ポートを持ったPDAとパソコンとの同期にも使える。PDAとパソコン間でケーブルをつなぐのが面倒な場合には利用するといいだろう。
もちろん携帯電話の赤外線経由での通信速度は速いとは言えない。また、Bluetoothや無線LANなどと違って、ポート同士を向き合わせなければといけない。ただ、面倒な接続設定が不要だし、わざわざケーブルを持ち歩くのがうっとうしい人、さっと接続したい人などはけっこう重宝するはずだ。
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このようにパソコンのUSB端子に挿して利用する
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赤外線画像転送デモソフト。写真にフレームをつけたり、スタンプを押したり、色調整などができる
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
IrSTICK mk2 |
リンク・エボリューション |
4,704円 |
■ URL
リンク・エボリューション
http://www.linkevolution.co.jp/
(木地本 昌弥)
2004/06/15 13:03
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