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パソコン無しでメディアをバックアップ「SYNCBOX」
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SYNCBOX。手のひらにスッポリ収まる程度のコンパクトサイズだ
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6月下旬に海外旅行に行く予定が浮上してきた。今回の旅行は観光目当てではなく、筆者の通っているパラグライダースクール主催のフライトツアー。じめじめした梅雨から抜け出して「海外で思う存分飛ぼう」というのがコンセプトだ。
グライダー一式という大荷物を運ぶ必要があるため、極力手荷物は減らす必要があり、ノートパソコンは置いていく。通信手段については街のあちこちにインターネットカフェがあるようなので安心なのだが、問題はデジカメで撮影したデータの退避。手元のSDカードをかき集めても容量は256MB、ガンガン撮影しようものならとてもじゃないが容量が足りない。こういう時には、以前本コーナーでも紹介されたX'sDriveIIのような製品が手っ取り早いとは思うのだが、そう頻繁に使うものではないデバイスに数万円をかけるのは気がひける。そんな中、友人が紹介してくれた製品が、サンワサプライの「SYNCBOX(シンクボックス)」だ。
SYNCBOXは、接続した2つのUSBストレージ間でファイルの一括コピーができる便利アイテム。本体には“SOURCE”、“TARGET”と書かれた2つのUSBポートがあり、コピー元となるUSBストレージをSOURCE側、コピー先のUSBストレージをTARGET側のポートに挿し、ボタンをポンと押すとSOURCE側デバイスのデータがTARGET側デバイスにコピーされる。
接続できる機器はUSBストレージクラスに対応しているデバイスであれば何でもOK。筆者の場合はSOURCE側には6in1タイプのメディアリーダー、TARGET側には先日導入したHDDオーディオプレーヤー「iAudio M3」を接続している。USB接続時はポータブルHDDとして利用できるので、こうした構成であれば撮影画像をメディアリーダーを経由でどんどんコピーできる。TARGET側にはコピー開始前に「Sync001」「Sync002」といったように連番のフォルダが自動的に作成されるため、前回のデータが上書きされる心配はない。
SYNCBOXには動作状態を示す2つのLEDがあるだけで、実際にファイルがコピーされたかどうかの判断はこのLEDの進行状態で判断するしかない。また、USB1.1規格なので転送速度がやや遅いことも少々不満なのだが、実売価格も意外と安価で嬉しい。ポータブルHDDやそれに代わる大容量USBストレージを既に持っている方は、この製品と組み合わせることによって手軽にバックアップできるようになるのは大きなメリットではないだろうか。
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本体の左右にSOURCE・TARGETの各USBポートを備える。動作状態は左上の2つのLEDで確認する
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接続例。この場合、左のメディアリーダーから右のiAudio(ポータブルHDD)へデータがコピーされる
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コピー先デバイスには自動的に「Sync001」からの連番フォルダが自動作成される
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
SYNCBOX(シンクボックス) |
サンワサプライ |
6,279円 |
ヨドバシカメラ |
■ URL
製品情報
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=ADR-SYNC&cate=1
(古宮 創)
2004/06/04 10:59
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