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新世代のキーボードカバー「ピタッとシート」
大・小2種類がラインナップされているので、キーボードのサイズに合わせて買い求めると良いだろう。写真は小(ノート用)
キーボードカバーという商品が市場に登場したのは、まだワープロ専用機が全盛だった頃のことだ。防塵・防水という商品本来の目的に加え、最近ではオークションなどでのリセールバリューを高めるアイテムとして、パソコンと同時購入される場合も多いらしい。
薄型で手持ちの機種にピッタリフィット、そして入力時に違和感もないというキーボードカバーだが、キーボードごとに形状が異なるため、販売店にとっては多数のラインナップを常時揃えておかなければならない厄介な商品でもある。在庫過多になりやすい上、売れ筋も刻々と変化する。さらに製品の性質上、新機種の発売直後は対応カバーが存在しなかったり、そもそも対応機種はメーカー製パソコンだけに限られているという問題もある。
今回紹介するのは、新素材を使用した新世代のキーボードカバー「ピタッとシート」だ。いわゆるフリーカットタイプで、キーボードの形状を気にせず使用することができる。耐久性も従来のキーボードカバーと変わらず、価格も1,000円台と手頃なので、気軽に購入できる。
過去にも本製品と同様のコンセプトの商品は存在したが、厚みがあったり、素材がラップ状で押下時に左右のキーに干渉したりと、入力しづらい場合が多かった。本製品は一般的なキーボードカバーよりも薄い素材で作られている上、伸縮性もあるので、手に馴染みやすく使いやすい。裏面は自己粘着性を持っており、「ピタッとシート」という製品名の通りピタッと貼り付き、ズレることも少ない。
対応機種を問わないため、販売店にとっても、キーボードカバー全体の在庫を削減できるメリットがある。そのうち、店頭に置いてあるキーボードカバーはこれだけ、という販売店も出てくるかもしれない。ユーザーにとっても、本体を買い換えても無駄になることがないので、安心して買い置きができる。
使い勝手は既存のキーボードカバーとほとんど変わらないが、凹凸のない一枚モノのシートであるため、ストロークが深いタイプのキーボードだとフィット感が損なわれてしまうという点は注意したほうがよい。ノートパソコンのように、ストロークが浅いパンタグラフタイプのキーボードのほうが相性はよさそうだ。
カバーを装着することでキータッチが変わることもあるだろうし、ユーザーの好き嫌いの出る製品なのは事実だが、価格もこなれているので、こだわりのキーボードを愛着を持って使いたいと考えているユーザーは、試してみて損はないだろう。
シート本体。剥離紙に方眼が入っており、キーボードのサイズにあわせたカットがしやすい
シートを貼り付けた状態。写真だとほとんど見分けがつかない
シートをめくったところ。裏面は自己粘着性があり、ずれにくい
装着したままタッチパッドも使用可能だが、表面がすべり止め加工になっているため、非装着時と比べるとやや操作しづらい
半年ほど使い続けると、おおむね写真のような状態になる。とはいえ利用環境にも大きく依存するので、一概に「耐用期間は半年ほど」とは言えないようだ
品名
発売元
購入価格
ピタッとシートSUPER
(PKU-FREE2
エレコム
1,400円
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URL
製品情報
http://www2.elecom.co.jp/products/PKU-FREE2.html
(kizuki)
2004/05/21 11:05
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ケータイWatch編集部
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