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敏感肌のヒゲ男に福音を 「家庭用レーザー脱毛機」
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家庭用レーザー脱毛機「レーザーΣ」
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読者のみなさんは(近影がイラストのため)ご存知ないと思うが、筆者の顔面は大抵において無精ヒゲがぼうぼうと伸び放題になっている。原因は、超敏感肌のせいだ。私の肌は、かみそりや電動のシェーバーというものを受け付けてくれない。一般的に肌にやさしいといわれているシェーバーでも、ヒゲを剃った日から3日はあごや鼻の下が真っ赤になり、その見た目はかなり痛々しい。そして、本人も実際痛い。
100円ショップで買ってきた毛抜きでプチプチと1本ずつ抜いてみたこともあるのだが、これもまた引っ張られた部位が赤くなって、それ以外のところは毛根が黒く残って見苦しい姿になってしまった。また、ヒゲを伸ばすかと思ったこともあるのだが、かなりまばらに生えるため、伸ばしたところでそれはそれで見苦しいのであった。
というわけで、どうにかしたいこのヒゲ(または肌)なのであるが、こうなってくると、あとは美容外科に行ってレーザー脱毛するくらいしか思いつかない。しかし、その方法は費用が30万円ほどかかる。そう悩んでいたところ、偶然オンラインショップにて3万円弱で販売されている「レーザーΣ」という名の「ある機械」を見つけてしまい、つい購入してしまったのである。
この機械、要は「家庭用レーザー脱毛機」である。肌に、ある波長のレーザーを当てると色のついている部分、つまり毛と毛根のみが焼けるという原理を利用した機械で、ジェルを塗り、こいつで何度も丹念に顔にレーザーを当てていくと何カ月か後にはヒゲや青い剃り跡が顔面から消える(はず)、というアイテムである。

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パッケージ一式。火傷しないように顔にクーリングジェルを塗り、それから顔にレーザーを当てて脱毛する
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この機械は、基本的に美容外科やエステで使われているレーザーと同様の原理で脱毛する。ヒゲの毛根を焼いてくれる部分のサイズは手に持てる程度の大きさの機械で発光部分は数mm×2cm程度という大きさなので、顔全体のヒゲを脱毛するには、顔に当てて少しずつずらしては光をあてていく。これを数カ月から1年程度続けていくという、実に根気のいる作業が必要になる。
しかし、仕組み上、白い肌にはダメージをほとんど与えず(とはいえ、ある程度熱を持つので放熱用にクーリングジェルを塗る)、ヒゲだけを毛根から焼ききってくれるので、完全に焼ききってしまえば数年はヒゲを剃らなくて済むようになるという。敏感肌の私のような人間にはこれで髭剃りの恐怖から逃れられるかもしれないアイテムなのだ。
さっそく、脱毛作業1回目ということであご周辺にレーザー光を当ててみたのだが、最高出力にしてもほとんど痛くない。ぽろぽろと後から毛根が落ちてくるということもない。話に聞いたところでは、美容外科でのレーザー脱毛では、毛根が焼けるのはやはりそれなりに痛いらしく、焼いた後にはぽろぽろと毛根が落ちてくる、らしい。さらに聞いたところ、美容外科でのレーザー脱毛機の出力はすさまじく、十数ジュールから20ジュールもの熱量を発する光を浴びせるのだという。一方、こいつは家庭用ということもあり、出力は約2ジュール程度だ。
確かに、家庭用の機械でプロ並の高出力製品を使うわけにはいかないだろうが、果たして本当に効果があるんだろうか。いずれにしても、効果のほどは数カ月経たなければわからないので、根気よく続けるしかない。本当に効くのかなぁ、これ。
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レーザーΣの発光部。その両脇にあるスイッチが顔で押されないと発光されないので、レーザーを目に当ててしまうなどの事故はまずなさそうだ
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顔をレーザー照射する筆者。効果のほどは数カ月後に判明の予定
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
家庭用レーザー脱毛機 レーザーΣ |
ヤーマン |
31,290円 |
ヨドバシ・ドット・コム |
(大和 哲)
2004/05/13 11:00
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