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春うららのジェンガタイム「au Original WoodBuilding Block」
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au Original WoodBuilding Block
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季節も春になり、力を取り戻した太陽の暖かさを感じ、頬をなでる東風に触れると、普段はしないこと、新しいことにトライしたくなるもの。筆者も例外ではなく、思い切って携帯電話のキャリアを、2年間使い慣れた某社からauへ変更したのだ。その際に「新規契約者にプレゼント」ということで受け取ったのが、今回紹介する「au Original WoodBuilding Block」だ。
「ウッドビルディングブロック」と言われてもピンとこないかも知れないので「ジェンガ」と言った方がわかりやすいだろう。“ジェンガ”という言葉は、スワヒリ語の「組み立てる」という意味から来ているらしい。そのルールは至って簡単、積み上げられた54個のブロックを抜いていき、上に積み重ねるだけ。もちろん「片手しか使ってはいけない」「一番上の段からブロックを抜いてはいけない」「抜いた後は10秒間が責任時間でその間に崩れたらNG」といった細かいルールも決められている。もちろん、ほかの遊び方もできるわけで、積み木遊び・ドミノ倒し・飛び道具・闇鍋のキラーウエポンとして使ってもかまわない。
ルール説明には「ブロックを触っている人を笑わせてはいけない」「周囲で踊ってはいけない」「『崩れるところ写真撮るから』とカメラを向けてプレッシャーを与えてはいけない」とは書かれていないので、これらの作戦を駆使して相手を陥れるのもいいかも知れない。ただ、その後の人間関係がギクシャクしても筆者は関知しないので、あらかじめご了承願いたい。
まず、パッケージを開けると木のにおいがほんのりと漂って来る。プレゼント品だが、きちんと木製のブロックを使用しているところが嬉しい限りだ。ただし、同時にペンキ塗り立てを思わせるシンナーの臭いも同時に漂ってくるのが玉に瑕である。次に、パッケージからブロックを引き出すと、auのコーポレートカラーであるオレンジとホワイトの2色に塗り分けられたブロックが目に飛び込んでくる。交互に組み合わされた2色の共演はなんとも目に鮮やか。いい感じだ。
さて、ジェンガを目の前にして、早速筆者が思いついた行動は“ひとりジェンガ”である。これは、繰り返せば繰り返すほど自己のインナースペースへ潜り込んでいくのである。周りの景色も、音も、空気も全てを忘れて見えるのは、目の前のブロックの塔のみ。考えることは、ブロックを美しく引き抜き軽やかに積み上げることのみ。世界の全てが目の前のジェンガだけになっていくのである。しかし、神の怒りを受けたバベルの塔のようにジェンガが崩れ落ちてしまえば、その事実とブロックが打ち付けられる轟音があっという間に、没頭していた意識を現実に引き戻されるのである。
しかし、この1人だけの孤独な時間を過ごす楽しさと寂しさを、同時に感じさせるゲーム性が実にたまらないのである。ちなみに、「au Original WoodBuilding Block」には、ブロックを簡単に積み上げれることができるプラスチック製のガイドが同梱されているので、積み直すのも簡単で、箱にしまうときにも重宝する。くどいようだが、無料で配布するプレゼント品にもかかわわらず、組み立て用のガイドが付属する点や、ブロック1つ1つにきちんとauのロゴがプリントされている点、持ち運ぶための取っ手が付いてる点など、痒い所にも手が届く作りがなかなか好感触だ。
1人プレイを紹介したものの、やはり「ジェンガ」は大勢で遊んだ方がおもしろい。そう言うわけで、編集部の一角をお借りして「第一回、チキチキジェンガバトル」を開催することになった。開始当初はすぐに終わると思われたこのゲームは、2時間近くを要するサバイバルゲームと相成った。最後には、引き抜くブロックが無くなるほどまで極められ、清々しい空気が漂っていた。
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パッケージ裏面にはルールが書かれているので、初めての人でも安心
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付属のガイドのおかげで、楽に組み立てられる
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緊張感に満ちあふれたゲーム、ここはまだまだ序盤だ
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心持ち傾いて、崩れる直前の模様。もはや手詰まり?
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品名 |
購入価格 |
入手場所 |
au Original WoodBuilding Block |
非売品 (新規契約時にショップでプレゼントされたもの) |
ノジマ座間店 |
■ URL
au
http://www.au.kddi.com/
(久彦)
2004/04/22 11:01
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