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行き詰まった会議は、BIGなボールペンでリフレッシュ!?

ボールペン単体だけを見ているとごく普通のサイズだが……
 世の中には、実際のサイズから極端に大きくしたモノや、逆に極端に小さくしたモノが共に存在する。目的はそれぞれ異なるが、小さくするその目的の多くは、鉄道模型やミニチュアカーに代表されるような、現実の世界を、限られた自分の持つスペースの中でできる限り忠実に再現するためだ。

 追求すれば限りのないフィギュアの世界や、男の子なら一度は通過しただろうプラモデルの世界、歴史のあるドールハウスの世界などがそれらの代表だろう。精密を目指す特定のモノはある規定の認知された縮尺率にこだわる商品も多い。多くの場合、これらは世界的な規格として統一されているのが一般的だ。

 一方、あまり一般的ではないが、特殊な標本や分子構造のようなモノを除き、実際のサイズより極端に大きくする一般的商品の場合には、それらの規定や規格の影響を受けないモノが多いと感じるだろう。多くの場合、大きくすることの狙いは、周囲の注目を集めることにある。立場によっては、規制等のない限り、大きければ大きいほど良い、という考え方もあるだろう。これはどちらかと言えば関東勢よりも、筆者の出身地である関西勢の得意とする技かもしれない。大きなカニの動く看板や、フグの提灯等がその代表例だろう。

 現実サイズより極端に小さくしたモノや、逆に極端に大きくしたモノは、本来の人間のサイズからして道具として活用する実用物としては用をなさないモノが多くなってしまう。本来は人間の生活を便利にしたりサポートする製品が、同じモノを小さくしたり、大きくしたりすることで、メンタル面での効果を発揮するモノに変化するのはどこか面白い現象だ。ストレスの多い現代では、現実の世界より極端に大きなモノや小さなモノによって、なんとなく心を癒されている人間が意外と多い。

 本日ご紹介するBIGボールペンも、そんな規格外のボールペンだ。もちろんこの手の商品の特性である実用性は大きく損なわれてはいるが、全く非実用的というわけでもない。

 男女を問わず、ある程度手が大きく、握力のある一部の人類なら、多少の扱いにくさを我慢すれば十分実用範囲だろう。その他大多数の人類の場合は、本来の筆記具としてではなく、何も決まらない長い疲れる会議のブレークタイムに取り出して、ビジュアル的なカツを入れるか、まじめなプレゼンテーションのどこかで、BIGボールペンを指示棒代わりに取り出して、「和みタイム」を演出するためには十分役立つはずだ。使うタイミングによっては、次回の人事異動で楽観は許されなくなる危険性もあるが、そこは究極のサラリーマン・サラリーウーマンなら切り抜けることは簡単だろう。


市販の普通サイズのものと比べるとその異常なサイズがわかる 大きなサイズのモノと普通サイズを組み合わせると混沌とした世界が広がって楽しいかも
製品名 購入場所 価格
BIGボールペン 六本木ヒルズ「ビレッジバンガード」 300円



(ゼロ・ハリ)
2004/04/21 10:59

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