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カンタンにシールが作れる「プリンセル」
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バンダイから発売されているプリンセル。10,000円を超える定価を高いととるか安いととるかは使い方次第だろう
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ケータイで撮影した写真をさっとプリントできたら。ケータイのカメラ機能の便利さは、さっと取り出してさっと撮影ができること。しかし、ことプリントになるとちょっとめんどうなことはご存知の通り。メールに添付してパソコンに送ったり、miniSDカードなどの外部メモリカードにコピーしてパソコンへ取り込んだり、はたまた、カメラ店などに行ってプリントする機械を利用したり……。「もっとカンタンに印刷ができたなら」というのは誰もが考えることであろう。そこで利用してみたのがバンダイから発売されている「ポケットシールプリンタ プリンセル」だ。
この製品、ケータイと赤外線で接続して専用のシール用紙にプリントするというもの。大きさも126×36×78mmと小さめで、重さも200gと軽量。胸ポケットに入れておいて……というほど小さいわけではないが、鞄に入れて持ち歩くには問題のない大きさである。
実際に使ってみて思ったのは、プリントされるサイズが小さいためビジネスでの使用はちょっと難しいかもってこと。シールなので手帳に貼れるから……ということで、時刻表をケータイで撮影してプリントしてみたが、サイズが小さいためほとんど見えない。うぅ、ちょっと残念。どうやらプライベートで楽しむために利用するのがベストって感じだ。お酒の席などで女の子を撮影してその場でシールにしてあげるっていうのがオススメかもしれない。
テストとしていくつかのケータイからプリントしてみたが、ドコモのケータイだとまず問題はなさそう。ボーダフォンでは、「J-SH53」だと問題なかったのだが、「V601SH」は何度やってみてもプリントできなかった。もちろん赤外線ポートが付いていない端末では使えない。
また、プリンセルが受け取ることのできるデータのサイズは256KB。したがって、シャープ端末(SH505iS、SH900i)などで200万画素サイズで撮影した容量の大きな画像もプリントは不可能なのである。また、ケータイ側の問題なのだが、SDカードなどに保存してあるデータを赤外線で送れないという問題もある。
このプリンセルだが、どちらかというとさっとプリントできる便利さよりも、その場でシールが作れるというおもしろさを追求しているプリンタと言うことで割り切って使った方がいいだろう。
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赤外線ポートが上についているので、データのやりとりをしている間ケータイを持っていないといけない。ちょっと不便だ。またシール用紙はデータ送信後、本体に入れる
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プリントされたシールはこんな感じ。プリンセル上部のスイッチにより、2分割、4分割にすることも可能
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
プリンセル |
バンダイ |
11,340円 |
■ URL
製品情報
http://www.bandai.co.jp/item/item/4543112008329000.html
(木地本 昌弥)
2004/04/08 11:36
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