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人類の平和に役立つ!? 保冷カーテン
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保冷カーテン
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透明なので違和感はなし。これで冷気は逃げなくなる
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自宅サーバーを24時間稼働していない我が家で、1年365日、24時間止めない電気製品は冷蔵庫だけだ。しかも引っ越しや停電など特別なことがなければ10年近く止めないだけに電気代もそれなりに気になる製品だ。春になり暖かくなってきたし、これから夏に向けてオヤジはビールを、子供達もジュースを飲む機会が増えたりと、冷蔵庫を開ける回数は多くなっていく。冷蔵庫のドアを開けると庫内の冷気が逃げ、元の温度まで戻るにはかなり時間がかかると聞いたことがある人は多いと思う。インターネットで調べるとおよそ1分開けると庫内温度は10度上昇し、元に戻るのに20分も必要らしい。
最近の冷蔵庫はドアポケット等に冷気を逃がさない扉が付いていたり、昔の機種と比較すると基本的に省エネになるよう工夫が凝らされているが、それでも冷気を逃がさず余分な電力消費が発生しないに越したことはない。
そんな冷蔵庫のドア開閉時に冷気を逃がさないのが保冷カーテンだ。保冷カーテンは、厚めの透明ビニールのシートがのれん状に加工されている。製品には幅60cm、長さ60cmと80cmの2枚のカーテンが付いてくる。冷蔵庫のサイズに合う方を選択し、幅を切ってから両面テープで固定する。
温度センサーを庫内の真ん中付近の空間にセットして実際にドア開閉の温度変化を測定してみると、保冷カーテンを付ける前は、30秒間ドアを開けると7度から13度に温度上昇していたのに対して、取り付け後は7度から9度という結果となり、大幅に温度上昇が抑えられた。これから暑くなると部屋の温度が上がるので、庫内との温度差は大きくなり温度上昇も更に大きくなると思われる。
製品パッケージに書かれたメーカーの数値では30%ほどの電気代節約効果があるという。周囲温度と開閉の回数、時間により差はあると思うが、それなりに効果は期待できそうだ。ドアを開けるとビニールの表面が温度差でくもるのも見た目に効果を感じる瞬間だ。
保冷カーテンにより物の出し入れは若干しにくくなるが、見た感じはそれ程悪くないし、特に違和感もない。大きな皿やケーキの箱などの出し入れはさすがに手間取ることがあり、ドアを開けている時間が長くなってしまう。しかし「いかん、ロスタイムだー」と思う気持ちが省エネにつながるのだ。「省エネ=経費節約=小遣いアップ」などど小さく考えず、「省エネ=電力節約→発電抑制→二酸化炭素減少→地球温暖化防止→人類の平和」と長期的視野で保冷カーテンを設置しよう。
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取り付けは上部を両面テープで貼り付ける
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
保冷カーテン |
イーワテック販売 (Webサイトなし) |
980円 |
(奥川浩彦)
2004/03/31 11:03
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