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Palm×モデム、強引に繋ぎました 「Palmをモデムに繋ぐためのケーブル」
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システム概観写真
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システム概略図(手書き)
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Palm OSにはモデムを扱う機能がある。PCならば当然の機能であるが、Palm OSでもシリアルポートにATコマンドを出してモデムの接続・切断する機能があるのだ。 そこで、だ。 Palmのシリアルポートに、一般的なモデムを接続することができるのではないか、そう思ったので、本日の一品では総員(1名)を挙げて実験した。
ここで考えてみよう。Palmのクレイドルに付いているシリアルポートは、PCに接続するためのものである。いわばPalmはPCの周辺機器となっているそしてモデムもPCの周辺機器である。そう、ここに問題が生じる。周辺機器同士を接続するのに、PCと周辺機器を繋ぐためのストレート配線のシリアルケーブルは使えない。互いに繋がるべきピンが、左右反対の場所に位置してしまうのだ(即興で書いた説明図を右に掲載しよう)。そこでPC同士を接続するときに使うクロス配線のケーブルでピン配置を変換する。さらにオスメス変換器を使い、物理的に接続できるようにする。こうして完成したのが写真(上)のシステムだ。オスメス変換機を2つ、クロスケーブル1本、クレイドルとモデムのケーブル、そしてモデム(SUNTACのMS288AF)とPalm(IBMのWorkPad c3)を用いている。
実験はWorkPad c3に付属しているMultiMailを用いて行なった。プロバイダの設定を行ない、接続ボタンを押す……うぉぉぉっ! 窓の杜から借りた28.8kモデムが「ぴーががが」という接続音を発するっ! せせせ、接続成功っ! メールを読み出しているっ! だだだ大感動っ! この感動を端的かつ定量的にあらわすならば「全米が涙した」クラスっ!。標準的なシリアルモデムをPalmから使えるのだっ! 素晴らしい、素晴らしいとは思わないかね? でも、このケーブルの量、どうにかならんかね?
今日の教訓
「動作の保証は一切しないけがね、この方法」
品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
DOS/V インターリンクケーブル AR315 |
Arvel |
1625円 |
ビックカメラ 渋谷東口店 |
変換アダプタ <オス:オス>タイプ AA872 |
Arvel |
650円×2個 |
ビックカメラ 渋谷東口店 |
(白根 雅彦)
2000/06/19 00:00
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