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無線LAN内蔵で設置場所を選ばない「HP PSC 2550 Photosmart」
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HP PSC 2550 Photosmart。前面給紙なので背面に余裕を持たせる必要はない。普通紙ならば150枚を一度に給紙できる
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それほど頻繁に利用しないものの、いざという時に困るのがプリンタだ。筆者も請求書などの事務書類や取材先までの地図をプリントアウトするために、月に数回ほどプリンタを利用している。最近はやれ写真画質だの、4辺フチなし印刷だのとデジタルカメラで撮影した画像のプリント品質をウリにした製品が多くリリースされているが、筆者の用途では約3年前に購入したエプソンのインクジェットプリンタ「PM-780CS」で十分満足できていた。ただ1点の致命的な欠点をのぞいては。
そのどうしても我慢ならない点というのがプリンタの設置場所だ。筆者の仕事場兼リビングとなっている6畳間には、12台のデスクトップパソコンと4台のディスプレイ、2個の大型オフィスチェア、テレビ、こたつ、オーディオセットが詰め込まれ、カオスさながらの状態になっている。当然、たまにしか使わないプリンタを置くスペースなどあるはずもなく、プリントアウトするたびに収納から取り出して使い終わったらしまう、という利用スタイルになっていた。これがとてもめんどくさい。長いUSBケーブルを使って隣のダイニングに設置することも考えたのだが、あまり美しくない上に複数台のパソコンで共有する場合はなにかと面倒がつきまとう。なかば諦めかけていた時に目についたのが日本ヒューレット・パッカードの「HP PSC 2550 Photosmart（PSC 2550）」だ。
PSC 2550は、インクジェットプリンタ、コピー、ファクス、スキャナと4つの機能がまとめられた複合機だ。最大の特徴は、IEEE802.11b規格対応の無線LANモジュールを内蔵していて、電波が届く範囲ならばどこにでも設置ができるという点。スキャナやコピー、ファクス機能の必要性は人それぞれだろうが、プリンタ単体とあまり変わらない価格で残る3つの機能まで手に入るのはお買い得感が強いだろう。無線LANのセットアップは、まず有線LANで接続してからドライバのインストールウィザードに従ってSSIDとWEPキーを入力するだけととても簡単だ。早速ダイニングにPSC 2550を設置してリビングのWindows XPマシンから無線LAN経由でPDFドキュメントのプリントアウトを行なってみたが、データのスプールにもたつくこともなく快適なスピードでの印刷が可能だった。複数台のパソコンで利用する場合もそれぞれのパソコンにドライバをインストールするだけでよく、OSのプリンタ共有機能を使うまでもない。
日本の住宅事情において、とかく周辺機器の設置スペースに頭を悩ませるパソコンユーザーは多いだろう。性能をシビアに追求するならば設置スペースやコストを考えてえれば単機能製品に分があるが、筆者のようなライトユーザーならばコンパクトさと廉価さを兼ね備えた複合機を検討してみるのもよいだろう。中でも現在複合機唯一の無線LAN内蔵モデルで、生活スタイルに合わせて設置場所を選べるPSC 2550は設置場所に悩むユーザーの救世主とも言える一品ではないだろうか。
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上のファクス電話と比較すると底面積は一回り大きい程度だ。フラットベッドスキャナのふたを閉じた状態で高さが約20cm、開けた状態で約45cmになる
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本体操作部分。1つのボタンに割り当てられる機能は1つのみなので、操作に不慣れなユーザーでも混乱することはないだろう。カラー液晶パネルは立ち上がるのでスキャンプレビューや操作メニューが見やすい
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| 品名 |
発売元 |
購入価格 |
| HP PSC 2550 Photosmart |
日本ヒューレット・パッカード |
40,387円（送料・消費税込み） |
■ ＵＲＬ
製品情報
http://h50146.www5.hp.com/products/printers/inkjet/psc2550/index.html
（富永 ジュン）
2004/03/12 11:05
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