|
|
 |
音漏れの心配無用、折りたたみ型ヘッドフォン「ATH-FC7」
|
 |
 |

|
折りたたみ可能なポータブルプレーヤー向けヘッドフォン「ATH-FC7」
|

|
ハウジングは円形薄型のプレーンなデザイン。オーバーヘッドタイプにありがちな「見た目の威圧感」は感じられない
|
朝晩の通勤通学時にあなたは何をしてるだろう? もみくちゃのラッシュアワーだろうがガラ空きの時間帯だろうが、携帯音楽プレーヤーで音楽を聴いているという人が多いのではないだろうか。しかし、手間も場所も取らなくて気軽な反面、車内でのリスニングは音が漏れていないかという不安と常に隣り合わせ。特にスピーカー部分を軽く耳に乗せるだけという構造上、音漏れしやすいイヤークリップタイプのイヤフォンを使っていると、心配するあまり自分すらもよく聞き取れないぐらいの極小ボリュームになってしまっていることもあるだろう。
音漏れを気にせず音楽を聴きたいならば、ヘッドフォンの利用をオススメしたい。特にドライバユニット(音が出る部分)がハウジング(耳にあたる部分の外側)に完全に封入されている密閉型のヘッドフォンの方が音漏れ防止効果は高い。「ヘッドフォンは使っていない時に邪魔になりそう」と思うならば、ぜひオーディオテクニカの「ATH-FC7」を試してみて欲しい。
「ATH-FC7」は、薄型ハウジングがスタイリッシュなヘッドフォンだ。「電車の中でヘッドフォンを装着するのは恥ずかしい」という人もいるかもしれないが、ATH-FC7のスリムボディは、スーツ姿でもカジュアルな服装でも意外とすんなりとなじんで違和感はない。さらにこの製品の一番のポイントは、ヘッドバンド部分が折れるように回転して内側にハウジングをたたみ込めるところだ。折りたたんでしまえば手のひらサイズに収まるので、コンパクトに持ち運ぶことができるのだ。
肝心の音漏れについてだが、実際に試してみたところ筆者が予想していた以上にその効果が高かった。実験方法は以下の通りだ。iPodにATH-FC7を接続して、しっかりと頭部に装着し、静かな室内で1メートルほど離れたところにいる人にかすかにシャカシャカ音が聞こえる程度までボリュームをあげてみた。次にそのままのボリュームレベルでオーディオテクニカのイヤークリップタイプのイヤフォン「ATH-EQ8」につけかえてみると、はっきりとメロディーラインがわかるほど音漏れしていた。
音の大きさの感じ方は個人差が大きいだろうが、その時のボリュームレベルは「こんな音量で音楽を聴く人はまずいないのじゃないか」と思うほどの大音量。外の音がほとんど聞こえなくなる上、隣にいる人との会話すらもままならないほどのボリュームだったのだ。走っている電車内で同じ曲を再生した時も実験時のボリュームレベルよりかなり低い設定で、満足できるだけの音量を得られた。なお、ハードロックなどのシャカシャカ音が多く含まれている曲の場合は若干小さいボリュームから音漏れが始まったが、普段音漏れしないように心がけている人ならば、そのストレスは激減することだろう。
|
|
ハウジング内部はメッシュの布が張られていてムレを防ぐようになっている。パッドはやわらかく、厚みがあって意外と装着感は良い
|
折りたたむと手のひらに収まるコンパクトサイズに。オーバーヘッドタイプながらも持ち運ぶ際に邪魔にならない
|
品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
ATH-FC7 |
オーディオテクニカ |
4,480円 |
Laox 吉祥寺店 |
■ URL
製品情報
http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/ath-fc7.html
(富永 ジュン)
2004/02/26 11:02
|
|
|
|
|