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充電を待たずに短時間の通話が可能に! 「携帯電話レスキュー電池」
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「レスキュー電池」パッケージ。写真の製品はブラックだが、色違い(ホワイト)も存在する
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いまやすっかり定番商品となった感がある携帯電話の緊急充電用お助けグッズ。本コーナーでも過去にいろいろなグッズが紹介されているが、もはやそれらのほとんどが専門店に足を運ばずとも容易に入手可能だ。USB接続の充電ケーブルのように、発売当初は物珍しさがあった製品ですら、今ではちゃっかりとコンビニエンスストアの棚の一角を占めている。もともとデータ転送のための規格だったUSBが給電目的でここまで需要が伸びるというのは、おそらく規格を策定した側も想像していなかったのではなかろうか。
これらの携帯電話充電グッズが売り場を獲得するに至ったのは、携帯の電池切れに困っている人が多いという証明でもあるし、その一方で売る側にとってもオイシイ商品だからである。特にコンビニエンスストアでは、携帯電話充電グッズは取扱商品の中でも比較的単価が高いため、そこそこの回転率であれば店にとってもオイシイ商品ということになる。携帯電話の電池の持ち時間は改善されて徐々に長くなりつつあるが、だからといってこれらの緊急充電グッズが今後売れなくなるかというと、そんなことはないだろう。飽和状態と言えるほど携帯電話が普及した昨今、これらの充電グッズは、今後も1つのジャンルとして売り場を形作っていくのは間違いなさそうだ。
さて、これらのグッズはそのほとんどが「携帯電話に充電をする」ことを目的としているが、その一方で「充電せずにとりあえず給電のみ行なう」といった類の商品も存在する。今回紹介する「レスキュー電池」がそれである。要するに、充電によって通話可能な状態にするのではなく、その製品を装着している間だけ一時的に通話が可能なようにする、という性質の製品だ。筆者も何度か携帯電話充電グッズのお世話になったことがあるが、そのほとんどが緊急性を要するシチュエーションにおける利用だった。つまり、充電が完了するまで数十分間のんびり待ってから使うのではなく、充電グッズを装着したまま通話するくらい急いでいたのだ。そういった意味では、本製品のようにとりあえず通話を可能にすることに的を絞った製品は、ニーズがあるのではないかと思われる。
使い方は、写真のように携帯電話の外部接続コネクタに装着するだけ。機種によって充電ランプが付く場合と付かない場合があるようだが、装着している間だけ通電している状態となり、本体への充電は行なわれない。「世界最小サイズ」と銘打たれているように、単3電池2本分程度と極めてコンパクトなサイズなため、装着したまま通話しても違和感は少ない。角型乾電池と比べて重量が軽いことも、違和感を感じない理由の1つのようだ。
本製品のパッケージには、1個で約20分の通話が可能と記載されている。筆者手持ちのF505iで試してみたところ、バッテリが完全に上がった状態で数分間の通話を行なうことができた。待ち受けだと約10時間程度対応しているとのことなので、緊急時の利用には心強い味方である。一部の端末に対応していない点など若干不満も残るが、ワンコインで買える価格を考えると妥当なところであろう。USB接続の給電ケーブルを愛用されている方も、USBが利用できないシチュエーションに備え、万が一の時のためにカバンに放り込んでおくとよさそうだ。
※純正品以外での充電は、各製品における保証の対象外となります。皆様の自己責任でご利用ください。
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「レスキュー電池」本体。角型乾電池とほぼ同じサイズだが、非常に軽い印象
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携帯電話に装着したところ。充電機能はないので装着したまま使用する。通話中に抜けないよう注意が必要
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
携帯電話レスキュー電池(TTD-100) |
タヤ製作所 (メーカーサイトなし) |
100円 |
(kizuki)
2004/02/18 11:08
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