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機能とインパクトをプラス! 「フィッシュカッター」
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見つけた時は、またありきたりの魚ボールペンかと思ったが……
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世の中に存在する文具業界の小さな商品やガジェット商品を眺めてみると、意外とモチーフとして扱われている機会の多いのが「魚」だ。魚ボールペンのほか、キーホルダーなども目にする機会は多い。しかし、いずれもどこか違和感が残るのは、やはり、魚というモノの外形がこれらの商品に本質的に適合しないからのような気がする。
どこに行くにも寄り道が大好きな筆者は、遂に街のガジェットショップで、これぞ魚のイメージにピッタリ、という商品を見つけてしまった。本日ご紹介する「フィッシュカッター」がそれだ。カッターナイフは本来の目的や安全を第一に考えるなら、あまり握力のない女性や子供でも確実にグリップできることが必要だ。
硬質なシリコンゴムのような素材を、適度なカーブと、適度な厚みでうまく魚の外観に似せた「フィッシュカッター」は秀逸だ。ガジェット系文具は、面白いと思われるものなら、本来の機能が損なわれない限り、さして意味がないモノでも許されるべきだろう。しかし、できることなら、その遊び心が本来の機能をも同時並行的に加速するのが望ましい。
残念ながら、従来から市場に存在するガジェット系文具でこれらをうまく達成できている商品は非常に少ないのが現実だ。「フィッシュカッター」は、遊びの精神と機能強化をリアリティをもって実現している数少ないガジェット系文具の1つだ。オフィスでのお堅い会議中に、胸ポケットにフィッシュカッターをごく自然に差していても、重要なプレゼンテーションの最中に、ありきたりのレーザーポインタなどを使わず、代わりに「フィッシュカッター」を握ってチャート上の重要なフォーカスポイントを指しても、そのインパクトと可笑しさ、注目度は抜群だ。
筆者の個人的経験から、自信のないプレゼンテーション・チャートの一部を説明する時など、口では圧倒的な自信を持って発言しつつ、フィッシュカッターを突然取り出し注意をそらすことで、急場をしのげる可能性もある。ただし、このテクニックが使えるのは全般的には鉄壁のプレゼンテーションがあり、一部のみ自信がない場合に限られるので注意が必要だ。
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ボリューム感のある魚のボディは、危険なカッターのホールド感を確実に強化してくれる
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カッターの刃を押し出すグリップも同様に魚の形をしている凝りようだ
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■ URL
Online Toy Shop(フィッシュカッターを扱っているWebショップ)
http://www.lachere.co.jp/03/04/004.html
(ゼロ・ハリ)
2004/02/19 11:24
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