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吉本流・短絡的廉価版複合商品「耳書き」の掻き心地は!?
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最近、その活用ブックとともに、ビジネスマンから見直されているモノに「3色ボールペン」がある。親指でプッシュするという発想のボールペンが地上に登場した時、多くの人が想像したとおり、「赤と青と黒の3本のボールペンを一束にまとめたら、さぞや便利だろう」という発想はごく自然的発想だったはずだ。
その素直でナチュラルな発想に、少し筆記具のジャンル拡張性を含んだモノが、ボールペンとシャープペンシルの一体化である「シャーボ」だったのだろう。そのうち、電子手帳が市民権を得、その延長上でよりグローバルなPDAが日本でも普及した。もはや3色ボールペンやシャーボではこれらの新市場に適応できないので、いつの頃か3色ボールペンの発想は、1本のボールペンと、1本のシャープペンシル、そしてPDAを操作するスタイラス・ペンの3種の組み合わせとなって再デビューとなった。
ステーショナリーという限られたエリアの中ですくすくと健康的に育ってきたボールペンの拡張的世界も、限定され、確立したテクノロジーの世界での競争だけでは既に限界となり、より大きなジャンルを超えた機能競争や、低価格路線への積極的対応が必要になってくるのは時間の問題だった。
そんな中、ボールペンの新しい生き残りをかけて大阪の吉本興業がボールペン・メーカーとテクノロジーを超越し、ユーザーサイドに立った「カンファタブル」をメインテーマに新しいコラボレーションを実現したのが、今回ご紹介する画期的な「耳書き」ボールペンなのだ。商品の発想的には、従来のシャーボのシャープペンシル部分をただ単に「耳掻き」に置き換えただけのモノと思われがちだが、それは見方が甘いと言わざるを得ない。
ボールペンをステーショナリーの枠を超えた新しい何かに変革したこのアイディアは賞賛されるべきであり、今、世の中で行き詰まっている多くのテクノロジー製品も、同様の自由な発想をもってより良く展開できれば、IT市場の活性化にも十分つながるだろう。この「耳書き」、実用的には、ボールペンの芯先部分の露出が長すぎるとか、逆に耳掻き部分の枝の長さが短過ぎるとか、まだまだ改良の余地はいろいろあると思われるが、「鉛筆で耳を掻く」という昔ながらの発想を、ここまで拡張したチープなアイディアには素直に脱帽したい。
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見た感じでも長い芯先の露出度、少し書きづらい……
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見た感じでも短い耳掻き部分、、少し掻きづらい……
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商品名 |
購入場所 |
価格 |
耳掻き付きボールペン 耳書き |
三省堂書店 |
780円 |
(ゼロ・ハリ)
2004/02/17 10:58
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