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知識欲を満たすならSDカード対応の電子辞書「PW-A8000」
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シャープの「PW-A8000」
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ある日、「Webサイト」を探すために利用していたサーチエンジンが、いつしか用語検索ツールとしての役割も担うようになっていることに気がついた。
検索は楽しい。どんなサイトと遭遇するかわからないからだ。アクセスした先を見ながら「こんなことについて一生懸命解説している人がいるのか!?」と驚きつつも参考にさせていただくことは多い。こうしてのんびりと検索の世界に浸るのもいいが、時としてスピーディに知りたいことだけをぎゅっとまとめて見たいこともある。今テレビで話していたあの言葉、さっき耳にした横文字言葉、どうやら意味を取り違えているらしい四字熟語などなど……。インターネットに接続していなくてもどこでも簡単に答えを引き出したい。そんな思いに駆られて購入を決めたのが電子辞書であった。
どれを選ぶか大いに迷ったのだが、それはパソコン並にラインナップが豊富だから。悩んだ挙げ句、現在持っていなくて、かつ面白そうな「家庭の医学」「類語辞典」を含み、カードで「百科事典」も利用できるというシャープの「PW-A8000」を選んだ。
この「PW-A8000」はモノクロながらも5.4型液晶を搭載しているため非常に見やすく、文字サイズもボタンを押すだけで5段階の切り替えができる。蓋を閉じると銀色のスタイリッシュなボディが目を引く。収録されている辞書は27冊分にも及んでおり、特に「健康&生活」というカテゴリに分類された「家庭の医学」「薬がわかる本 2003年版」「食の医学館」「世界の料理・メニュー辞典」などは空いた時間に楽しめそうである。
これだけの辞書を部屋に並べたら、かなり場所をとるだろう。それがたった厚さ2cm弱で済んでしまうのだ。これほど辞書が多いとどれを使うか選ぶのが面倒になりそうだが、「絞り込み全辞書検索」を使えば、収録されている国語系、語学系、家庭の医学などの便利な辞書も含め、一文字入力するごとにすべての辞書から該当する単語を順次検索して表示してくれるので手間いらずだ。意味を調べつつ、ついでに英語ではどう表現するのか……という使い方もできる。想像もしていなかった言葉まで登場するので、雑学好き、しりとり好きな人には楽しいかもしれない。
収録辞書数の多さであれば他にも優れた電子辞書があるだろう。しかし、この辞書の最大の特長は“コンテンツカード”として提供されている別売のSDカードを差し込むことで、新たに辞書を追加利用できることにある(ちなみにインストールではない)。筆者の場合は足りない教養をさらに補うべく、マイペディアを選んでみた。現時点で発売されている辞書数はまだ限られているものの、たとえばIT系、情報新語系のような年度ごとに新しくなるような辞書が今後登場すれば、電子辞書自体を買い換えることもなく、ビジネスシーンでも大いに役立てることができるだろう。ただし百科事典ほどの情報量になるとカードからの検索は少々反応が遅いのが気になるところだ。
使用感上々で、どこでも調べられるこの快感。また1つカバンの荷物が増えてしまった筆者であった。辞書27冊で220gなら大いに許す!
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キー配列
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一文字入力するたびに、全辞書の登録語彙から該当するものが表示される
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別売のコンテンツカードで新たな辞書を追加利用できる
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
PW-A8000 |
シャープ |
45,000円(定価) |
マイペディア・漢字源カード(PW-CA01) |
4,200円(定価) |
■ URL
製品情報
http://www.sharp.co.jp/products/pwa8000/
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・ シャープ、コンテンツカードで辞書が増やせる電子辞書
(すずまり)
2004/01/05 10:36
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