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安物時計マニアが久々にはまった「純国産良心腕時計」
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日本人の感性に合う、落ち着いた雰囲気を上品に実現したブライツ「AGN005」
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毎日腕時計を変えても、約2カ月は違う時計をして通勤できる「安物Watchコレクター」の筆者だが、今年6月、発売日を数えながら待ちに待って購入した珍しい腕時計がある。セイコーよりシチズン製の時計コレクションが圧倒的に多い筆者だが、本日ご紹介する「セイコーブライツ」だけは異なっていた。
「ブライツ」は、日本が誇る時計メーカー、セイコーによる職人気質あふれるアーティスティックな素晴らしい腕時計だ。
ハイテクノロジーへの早期対応やコストパフォーマンスだけのあくなき追求は、テンポの速い国際競争の中、日本の産業構造に大きなドーナツ化現象をもたらし、多くの製品はその生産拠点を国内から海外に移しているのが現実だ。消費者が安さを求めるのは当然ではあるが、正当な商品に妥当な値段を支払う感覚を失っていることも現代日本人の問題点の1つなのではないだろうか?
セイコー社の新しいシリーズである「BRIGHTZ」(ブライツ)は、そんな時代にあって、価格に見合った、いやそれ以上の価値をユーザーに提供してくれる、日本が世界に誇れる腕時計だ。なかでもクオーツ機能とは無縁のゼンマイ式メカニカルウオッチであるSAGN005には、ホーロー焼き付け塗装をした奥行き感のある文字盤を採用。手巻きの回数に応じて、あと何時間動作するかを目盛りで確認できる「パワーリザーブ機能」が備えられている。
ゼンマイを巻いたり、時刻合わせを行なうリュウズは限りなく精密に作られており、筆者の持つ安物ロレックスのように、時刻合わせをする時に、回転させ、指示した位置より実際には微妙に分針がずれるという悪癖も皆無だ。一般的にはDリングと呼ばれる三つ折れ中留めのクロコダイル・レザーバンドは、大事な腕時計を腕に装着する時の落下リスクをミニマイズしてくれる。
セイコーのブライツは、安い事だけが勝ち組の要素ではない時代の、そして、過去のブランド歴だけでは未来の勝算が語れない不確実の時代を、自ら切り開く新しい時代の感性を備えた、日本を代表する腕時計なのだ。
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メカニカルな内部を見られる、遊び心溢れるサファイアガラスのシースルーバック
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高級なクロコダイルベルトを傷めず、落下の危険度を最小にしてくれる三ツ折れ方式の中留め
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品名 |
標準価格 |
発売元 |
セイコー・ブライツ AGN005 |
15万円 |
セイコー |
■ URL
ブライツ製品情報(セイコー)
http://www.seiko-watch.co.jp/brightz/index.asp
(ゼロ・ハリ)
2003/11/20 10:57
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