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過ぎ去りし夏よカムバック、ホットプレートで焼肉パーティー
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シャープ製「KX-YG24」
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焼肉であれば「中」程度で十分の火力
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気が付いたら2003年の夏が終わっているじゃないか。ハッと目が覚めたら日が暮れかけていたときのような、気だるい後悔と焦燥感が襲ってくる。そんな気持ちを振り払うため、なかば強引にBack to 2003 夏。夏らしく焼肉パーティーといこうじゃないか。本当なら焼肉は晴れた屋外でやるのが気持ちいい。しかし、そんな行動力と時間があったなら、今さら夏の思い出に心配するようなヘマはしないだろう。となれば屋内だ。ホットプレートで血のしたたるような肉をがっついて食べたい。
そこで入手したのがシャープのグリル鍋(KX-YG24)だ。このグリル鍋には、焼肉用プレートと鍋物などに使える平らなプレートがついている。鍋物にも対応するため一般的なプレートより嵩が深くなっており、焼肉をした際に油の飛び跳ねを防いでくれて嬉しい。鍋プレートは持ち手がついているのでそのまま火にもかけられる。
それに、第3のコンロとして利用できる点も便利なところだ。ガスコンロの数は決まっているし、1人暮らしだとガスコンロが1つしかない場合だってあるだろう。料理好きな人にはわかっていただけると思うが、何かを火にかけながら、別のおかずに火を通したいことは結構ある。イベント的な使われ方が多いホットプレートだが、普段から使ってみるのも悪くないぞ。
で、待ちに待った焼肉パーティーだ。場所は都内某所の某ビルにある某編集部。室内とはいえ、オフィスでやるのはどうしたもんだ? そんな声が1つぐらい聞かれてもいいものだが、血に飢えた……、いや慢性的な焼肉欠乏症の編集部員たちはすでに血走っている。誰も彼らを止めることはできないのだ。
ホットプレートは、網焼きと違って煙が出ないのが救いだ。だが、どうしたって臭いは出る。そこで、パーティーをつつがなく執り行うために消臭スプレーを用意し、食事中の臭いを攪拌するために扇風機も回した。肉の焼けるジューッという音、焼肉のゴスペルともいうべき音色に今か今かと箸をくわえる編集部員。頃合をみて1人がホットプレートに箸を伸ばすと、それが合図とばかりに一斉に肉に手を出す。うまい、うまいぜ、ビバ!! 焼肉。焼肉用プレートは網状の溝があるため、適度に油が落ちる。肉を噛み締め、幸せを噛み締め、ずっとこうしていたい。そんな感じだ。
……が、悲劇は突然訪れる。神のいたずらか、ブレーカーが落ちてしまったのだ。ここはオフィス。編集スタッフたちに緊張が走る。結局、ビルの管理会社を呼んだとか呼ばないとか、その後懲りずに焼肉パーティーを続けたとか続けないとか、いろいろな噂が広がったが、無事にパーティーは終了した。
つまりはこのグリル鍋、消費電力1,200Wと意外と電気を食う。1人暮らしの自宅でも試してみたが、エアコンや電子レンジといっしょにを使うのはちょっと厳しいかもしれない。だがこれからの寒い時期、今度はお鍋やすきやきでお腹も心も暖まってみるのも楽しそうじゃないか。もっともオフィスでやるのは決してオススメできないが。
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グリル鍋と焼肉の力によって、屋内と思えぬほど、「2003 夏」が戻ってきた
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焼肉用プレートは余分な脂が落ちるようになっている。肉を裏返す箸にも力が入るというものだ
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
グリル鍋・ホットプレート「KX-YG24」 |
シャープ |
10,000円弱 |
家電量販店 |
■ URL
製品情報
http://www.sharp.co.jp/products/kx/
(津田 啓夢)
2003/10/28 10:59
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