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超軽量・薄型USBフラッシュメモリ「インテリジェントスティック」
軽さ・薄さではインテリジェントスティック(右端)は2.8グラムで最優秀! もっとも一番重いIBM USBメモリーキー(USB 2.0対応)でも13グラムだ
最近は面白いモノ、強烈な個性の商品がめっきり減ってしまったと感じるITワールドではあるが、そんな中でなぜか新製品や新アイディアが続々と登場してくるのがUSBフラッシュメモリの世界だ。この分野では既存の技術をいかにリパッケージしてユーザーに届けるか? というマーケティング戦略が重要となっているようだ。
以前も本連載で、USBコネクタより小さなUSBフラッシュメモリをご紹介したが、今回は同じ機能を提供するUSBフラッシュメモリながら、薄さと軽量性をさらに強調した製品だ。すでに発売から何カ月か経過しているので、ご使用中の読者も多いかもしれない。ADTECの「インテリジェントスティック」はUSB 1.1に対応し、32MB~256MBまでの容量をラインナップした、パソコンのUSBポートに装着する外部メモリだ。
従来のUSBフラッシュメモリ製品は全て、PCとの結合部分にごく標準的な金属製のUSBコネクタを採用している。これに対し、ADTECの「インテリジェントスティック」はその金属部分を取り去り、より薄く軽量化を行なったいわば“ベアボーン”のUSBフラッシュメモリだ。口うるさい技術屋さんから見れば、標準化されたUSBコネクタを独自の形状に変更することの是非はあるだろうが、そういうアプローチを行なうことで軽量化とコンパクト化は実現できるということを実証した製品だ。
「インテリジェントスティック」の2.8グラムという重量は驚異的ではあるが、実際使ってみると、13グラムの筆者がふだん使っているUSB 2.0対応IBM USBメモリーキーと大きく持った感覚が違うか、といえばそれほどでもない。ただし、USBポートが上下2段に並んで装備されたモバイルPCで、片方のポートに別のコネクタが装着されている場合でも、最大厚さ2.8mmの「インテリジェントスティック」では周囲に触れることもなく、簡単に挿入できるというメリットはある。
薄くて、小さくて、軽い、とスペックだけを見れば理想の製品のように思いがちではあるが、自分自身の使用環境を思い浮かべて、ユーザビリティの観点での評価も必要だろう。小さくて便利ではあるが、その分、紛失の危険性も高い。特殊なUSBインターフェイスを採用しており、電気的な接点が露出しているので、持ち運びの際はそのままジーンズのポケットに入れるなどは避け、付属のカード型ホルダーを利用した方が安全だろう。
世界中の周辺機器メーカーが協議して作り上げた標準のUSBコネクタの形状を採用することなく実現した重量であり、堅牢性などは他社製品と同じ土俵で比較するわけにはいかないかもしれない。小さいことは素晴らしいが、過ぎたるは及ばざるが如し、という場合もある。複数メーカーがしのぎを削ることで、自分自身の使い勝手を考えて、最適のUSBフラッシュメモリを選択する時代になってきたようだ。
USB接点が露出しているので、専用のカードホルダーでの携帯が安全・確実
並んだUSBポートに別のモノが挿入されていてもスリムなインテリジェントスティックなら楽勝!
品名
店頭価格
発売元
インテリジェントスティック AD-UIS64M
64MBで3,980円程度
ADTEC
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URL
インテリジェントスティック製品情報
http://www.adtec.co.jp/parts/AD-UIS.html
(ゼロ・ハリ)
2003/10/01 10:57
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