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2つの回転機構が便利なポケットUSBハブ
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ポケットUSBハブ
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今では当たり前のようにパソコンへ搭載されているUSBポート。マウスやプリンタといったメジャーな周辺機器から、ビデオキャプチャのような特定用途向けのデバイスまでサードパーティ各社のラインアップも豊富な上に、プラグ&プレイによってOS稼働中に抜き差しが自由に行なえるなど手軽に取り扱う事ができるメリットは大きい。
ノートパソコン標準搭載のUSBポートで足りなくなる事は滅多にない筆者だが、稀にマウスとメモリカードリーダーと無線LANを同時に使用したいなんて思う時、パソコン標準搭載のポートだけでは足りなくなる場合がある。
こういう時に活躍するのが手軽にポートを増設する事ができるUSBハブだ。各社から様々な形状・タイプの製品が発売されているが、“たまに使うかもしれない”程度のユーザーでも気軽に持ち運びできる軽量コンパクトな直付タイプのUSBハブで、ユニークな製品を見つけたので紹介したい。
サンワサプライから発売されている「ポケットUSBハブ」には、2つの可動箇所が設けられており、これによって収納時のコンパクト性とポートの位置に囚われない柔軟な拡張性を備えている。
まず1つめの可動部は、コネクタ部とポート部の間にあり、前後方向へ180度可動する。これにより、コネクタ部とポート部を折り畳んでコンパクトにする事ができる。折り畳み時のサイズは21×43×31mm(幅×奥行×高)。重量も約30gと非常に軽量にコンパクトで服や鞄のポケットに放りこんでおいても邪魔になることはないだろう。もう1つの可動部はUSBコネクタ部分。ここは横方向へ180度クルっと回転する。先述した縦方向へ180度回転する機構と組み合わされた事により、USBコネクタを挿す方向から上下左右360度、好きな方向へ増設したUSBポートを向ける事ができるのだ。
最近のノートパソコンは省スペース化や多機能化に合わせて、様々な位置にUSBポートが設けられている。そうしたパソコンにUSBハブを増設する際、従来品では本体右サイドのUSBポートには増設しやすいが、左サイドのUSBポートに用いるには不便といった形状のものが存在した。しかし「ポケットUSBハブ」であればそんな問題は解決。2つの回転機構を組み合わせる事で、どんな場所にUSBポートが設けられていても一番邪魔にならないベストな方向へポートを向けて、各種デバイスを増設できるようになるのだ。さらに、スティック型フラッシュメモリのような横長のデバイスを接続する時は90度折り畳んで奥方向にポートが向くようにすれば、ムダにパソコン脇のスペースを圧迫しないようにできるなど活用の方法はさまざまだ。
USB1.1対応のバスパワータイプのハブになるため、消費電力の高いデバイスや高速伝送が必要になるUSB機器には使えないが、1つ常備しておくとなにかと便利に使えるだろう。
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ノートパソコンに接続。角度を自由自在に操れるのは便利この上ない
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ノートパソコンのUSBポートに直接装着すると、マウス操作の邪魔になるフラッシュメモリも「ポケットUSBハブ」のおかげで場所をとらない
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
ポケットUSBハブ(2ポート) |
サンワサプライ |
1,380円 |
ビックカメラ |
■ URL
製品情報
http://www.sanwasupply.co.jp/product/syohin.asp?code=USB-HUB20GPH&cate=9
(古宮 創)
2003/09/19 11:08
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