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「マイク付液晶オーディオリモコン」で音楽を楽しむ
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J-SH53と「マイク付液晶オーディオリモコン」。イヤホンは好みのものに交換できる
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電車の中を見回すと、音楽を聴きながらケータイに向かっている人が多いことに気付く。この2つのデバイスが一緒になれば、充電の手間は半分になるし、持ち歩くものがひとつ減る。一緒になったことで、新しい便利さも生まれるはずだ。
そんな欲望を満たすケータイは既に世の中に登場している。今年5月にJ-フォンから発売された「J-SH53」もその1つだ。J-SH53は、SDメモリカードに記憶した音楽を聴ける「ミュージックプレーヤー」機能を搭載している。J-SH53とCDプレーヤーをケーブルで繋げば、SDメモリカードに音楽を録音できるほか、音楽ソフト「SD-Jukebox Ver.3.0」などで、PCからSDメモリカードに直接音楽を書き込むこともできる。
そんなJ-SH53で音楽を聴くなら欲しい一品、それが純正の「マイク付液晶オーディオリモコン」だ。手元で音楽を再生・停止できるだけでなく、内蔵マイクを使ってそのまま通話可能。曲名などを表示できる液晶も搭載している。
液晶はバックライト搭載で、通常操作時はオレンジ、着信時はグリーンに光る。全角6文字まで表示可能で、テキストとは別に電波や電池残量なども表示される。リモコンにはミュージックプレーヤーを使うために必要なボタンが一通り装備されている。ボタンの押下感は、クリック感はあるもののやや硬め。リモコンの本体色はシルバーで、ブラックの端末よりシルバー系の端末の方が色が合うかもしれない。液晶のとなりには、J-SH53同様に赤いボーダフォンのSpeechマークがあしらわれている。
音楽再生時は、漢字で曲名とアーティスト名がスクロール表示される。表示内容は切り替えられるようになっており、イラコライザーや現在日時、再生時間が選択できる。イラコライザー表示は、待受中に液晶リモコンの「PLAY/SET」ボタンを押すことで6種類のアニメーションから選択可能だ。
ケータイにつけるリモコンならではの魅力もある。例えば、音楽を聞いている時に着信があると、イヤホンから着信メロディが流れ、液晶には、漢字で発信者の名前が「○○○<着信中>」というようににスクロール表示され、グリーンのバックライトが光る。電話を取るには、リモコンの着信ボタンを長押しするだけで、そのままリモコン内蔵のマイクで通話できる。通話中は、リモコンの「VOL」ボタンで音量を調節できるし、電話を切るには再度リモコンの着信ボタンを長押しするだけでよい。また、待受中に着信ボタンを長押しすることでアドレス帳の「000」番に登録したメモリに電話をかけられる。
液晶リモコンのコードの長さは80cm。J-SH53に付属するヘッドホンのコードは1m程度あるので、胸にリモコンを装着する場合は少し長く感じるかもしれない。その場合、各社から発売されている50cm程度の短めのコードのヘッドホンを使うとちょうどよくなる。
個人的には愛用しているのだが、いくつか気になる点もある。まず、液晶のバックライトが操作から数秒で消えてしまう点だが、曲名のスクロール表示が一巡するまで光り続けられるようにするなど、設定機能が欲しい。また、Javaアプリの音量などを、リモコンで調節できないのも残念だ。ケータイにつけるリモコンなのだから、もう少し細かい気配りがあれば嬉しいところだ。今後も他社から同様のリモコンが発売され、携帯専用リモコンという“文化”がこれからも育っていけば、と願って止まない。
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リモコンの側面には、各種操作ボタンを装備。再生ボタンには突起があり、手探りによる操作も可能だ
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着信時はグリーンのバックライトが光り、漢字で発信者名などがスクロール表示される
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
マイク付液晶オーディオリモコン |
5,200円 |
J-フォンショップ 自由が丘店 |
(釜谷 建)
2003/09/12 11:09
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