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アイデア1つで手軽に省エネ！ 「消し忘れ防止スイッチ」
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「消し忘れ防止スイッチ」本体。まさに商品名そのまんまの製品
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省エネに対する意識が高まりつつある昨今、パソコン関連でも消費電力の低い製品が好まれる傾向にあるようだ。パソコン本体やCPUにとどまらず、ディスプレイとの兼用で省電力を実現するこのようなオプション製品も登場しつつある。特に夏場においては、消費電力の上昇は発熱に直結するわけで、室内で快適に過ごす為に省エネは切実な問題である。
もっとも最近は、利用のたびに家電製品のスイッチをこまめにON/OFFするというのではなく、意識しなくても自然に電力消費が抑えられる製品を使うのが流行のようだ。前述のオプション製品はまさにその流れを汲んだものと言えよう。
今回紹介する「消し忘れ防止スイッチ」もそれに近いコンセプトを備えた製品で、お手持ちのディスプレイを省電力仕様に早変わりさせることができる。約25×25cmのパネル2枚を貼り合わせた形状のこの製品、本体そのものが巨大なスイッチになっており、3kgを超える荷重がかかると本機に接続された電化製品がオンになるという構造である。つまり、イスの座面にセットすれば、座った時にディスプレイのスイッチがON、立ち上がるとスイッチがOFF、という環境を実現できるわけだ。センサー方式ほどスマートではないが、2,000円前後でこの機能を実現できるのは画期的である。
構造的には、単に荷重によって電源をON/OFFするだけなので、ディスプレイの点灯/消灯だけでなく、こたつのON/OFFに利用したり、デスク備え付けのライトや小型のヒーターなどにも使える。具体的な用途を考えてみよう。
（1）ご家庭の防犯用に
玄関のマットの下に置いておき、誰かが踏めば照明が点灯するなり、音が鳴るようにしておく。侵入者対策に有効である。ただし本体にそれなりの厚みがあるので、マットの下に目立たないように敷くためには、何らかの工夫が必要かもしれない。
（2）短時間だけ利用する家電製品のON/OFFに
本製品を脱衣所に置いておき、足で踏んだら扇風機のスイッチが入るようにしておく。入浴後にちょっと涼みたい場合に便利である。同じ方法で足踏みドライヤーなんてのも実現可能かもしれない。メリットがあるかどうかはともかく。
（3）寝相の矯正に
枕の下に敷き、荷重がかからなくなるとアラームが鳴って知らせるようにしておく。寝相が悪く、寝ている間に枕からすぐに頭がずり落ちてしまう方でも、その都度アラームで警告されるので寝相矯正に役立つ。もっとも、ちょっと頭を浮かせただけで音を鳴らされては困るので、調整が必要かもしれない。
と、アイデア次第でいろいろな用途に使えるナイスグッズである。
もっとも製品としてはまだまだ発展途上。たとえば荷重がなくなってからOFFになるまでのタイミングを制御できない点などは改良の余地アリである。その価格を考えると致し方ないが、「荷重がなくなった状態が何秒間続けば電源OFF」といった設定が可能であれば、さらに応用範囲が広がると思われる。厚みの点や制限荷重（80kgまで）を含め、今後のさらなる発展を期待したい製品である。
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2枚のパネルを貼り合わせた構造で、上下から荷重をかけるとスイッチが入る
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イスの上に置いた図。上にクッションを置けば違和感なく使える。ただしケーブルが少々煩わしいかも？
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| 品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
| 消し忘れ防止スイッチ NSC-5707 |
株式会社ノア |
1,980円 |
東急ハンズ |
（kizuki）
2003/09/09 11:00
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