ケータイWatch　本日の一品

連載バックナンバー

■	Bluetoothで音楽を飛ばして楽しむ。ヤマハ「NX-B02」［2009/06/26］

■	サンワサプライのWeb限定商品「Miniトラックボールマウス」［2009/06/25］

■	コンパクトな光学ディスク専用プリンター「CW-E60」［2009/06/24］

■	長すぎるマウスケーブルをがっちり固定「マウスアンカー」［2009/06/23］

■	ポートの見分けやすさはピカイチ「表彰台USBハブ」［2009/06/22］

■	ずっと使いたいカメラケースはオーダーメイドで［2009/06/19］

■	クリック専用デバイス？指先で使う超小型トラックボール［2009/06/18］

■	「光センサースイッチ」で暗いときに電源をオン！［2009/06/17］

■	天井と壁面、どちらにも取り付けられるロジテックのLANカメラ［2009/06/16］

■	サルでも使える？ amadanaのポケットビデオカメラ「SAL」［2009/06/15］

■

■

■

■

■

■

■

2008年

■

2007年

■

2006年

■

2005年

■

2004年

■

2003年

■

2002年

■

2001年

■

2000年

駅前留学よりもお手軽な英会話学習ロボット「チャーピー」

　私の海外渡航経験はたった一度きり。5年前に欧州へ旅に出たことだけだ。それでも子どもの頃に英会話教室へ通っていたおかげか、約3カ月間日本を離れていても、現地で知り合う人々とコミュニケーションすることができた。

　基礎を積み重ねる大切さを身にしみて感じた私は、いずれ息子が成長した際には同じように外国語を学ばせたいと考えている。そんなとき目にしたのが、今回紹介するCAIメディア共同開発の英会話学習ロボット「チャーピー」だ。

　今春から販売が開始された「チャーピー」は、あらかじめ登録されたフレーズを用いて、ユーザーと模擬的な会話を繰り返すことで英会話の能力を上達させるというもの。“模擬的”というのは、こちらの音声を最大80フレーズまで認識する機能を備え、芝居のように定められた会話パターンを行なうという意味だ。

　AC電源、または単4電池4本で動作するチャーピーを起動すると、30秒程度でこちらに「How are you？」「What do you want to do？」と語りかけてくる。そこで、「Good」「Hobby」など定められた単語で返事することで、さらに会話が続く。人工知能と会話する、というよりも会話らしいものを組み立てていくという感覚に近い。ある程度放置しておくと、チャーピーは“眠って”しまうが、おでこやおなかなどに装備しているセンサーを触ると目覚めるようになっている。

　このほかチャーピーは、USB経由でパソコンと接続することも可能だ。チャーピーがUSBマイク兼スピーカーとなって、同梱されるソフトウェアを使うことで、単体のときよりも、より多くのバリエーションで英会話を学ぶことができるようになる。画面にはチャーピーの世界が表示され、そこに登場するキャラクターは動物をベースにしたもの。その親しみやすさはどちらかといえば初めて英語に触れる小学生向きといえるだろう。

　実際、発話のスピードや会話の内容も、ビジネスライクな英会話ではなく、コミュニケーションを取ること自体に重点を置いた初歩的なものとなっている。ただ最初のうちは、ソフトウェアの操作にはちょっと手間取り、どうすれば会話らしきものを体験できるか頭を悩ませてしまった。今後は、よりハイレベルな英会話や他の外国語を収録したCD-ROMも提供される予定とのことで、チャーピー1台で気軽に“自宅で留学”することも可能になるだろう。


放置して“眠った”場合は、おなかなどに位置するセンサーにタッチすれば目覚める	お尻の部分にAC電源とのコネクタとパソコンとの接続が可能なUSBコネクタを備える

パソコンに接続して利用する専用ソフト。チャーピーの世界で英会話を学べる

品名	発売元	購入価格
英会話学習ロボット「チャーピー」	CAIメディア共同開発	34,800円

■ ＵＲＬ
　製品情報
　 http://www.smocca.co.jp/SMOCCA/English/Charpy_Robot/

（関口聖）
2003/08/21 10:56

ケータイ Watchホームページ