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パソコンも湿気に気を付けたほうが良いかも? 「除湿ファン」
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パッケージ外観
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日に日に暑くなりつつある今日この頃、パソコンの冷却に頭を悩ませている読者諸氏も多いことだろう。なにせ今日びのパソコンは、高性能の代償ともいうべき発熱量がすさまじい。特に負荷をかけていなくても、排熱でパソコン周辺が他より温度が高いのを肌で感じたこともあるかと思う。
とはいえ現在は、熱対策パーツも充実している。ヒートシンクや冷却ファンも効果が高いものも揃っているし、それでも足りないという向きには水冷システムまであるというのだから恐れ入る。そしてそういったパーツのコーナーにこの「除湿ファン」もあった。
PCIスロットの空きスペースに装着するタイプで、ケース状の本体にはクーリングファンとナトリウム微粒子からなる吸湿剤が収められている。パソコンの電源が入っていないときはケース内部の湿気を吸湿剤で吸収し、電源が入ると内部のヒーターが吸収した湿気を再度気化させて、ファンの排気とともにスロットカバー部分のスリットを通して外部へ排出する。面白いのは単に湿気を吸収して溜め込むだけではなく、それを排出する機能もあるので繰り返し使用できるというところと、その動作がパソコンの電源オン・オフとともに(勝手に)繰り返されるところにある。
……果たしてそこまで必要なのか? 筆者も始めはそんな疑問が浮かんだのだが、昔、湿気による結露で痛い目を見たことを思い出した。というのも、もう何年も前の話だがビデオデッキを結露で故障させてしまった経験があるのだ。もっともこれは設置していた位置の問題も多分にあったのだが、当時はシャレにならなかったので、以来電化製品周りは湿気にも気をつけるようにしている。よく電化製品の取り扱い説明書の使用条件の項に「結露しないこと」という表記を目にするが、それらはこういった可能性を示唆するものなのだろう。
梅雨から夏にかけては湿度も高めになりがちだし、一見大丈夫そうな冬場でも加湿器などの使用で、意外に湿気は多くなりがち。まぁ、湿気によるトラブルなんてそうそう起こることでは無いのだろうけど、パソコンにおいても用心するに越したことは無いだろう。
残念ながら筆者の手元には湿度を正確に計測するものがないので、この「除湿ファン」の効果がいかほどなのか確かめることができず、はっきりとした信頼感を得ることができないのだが……。近くに置いている使い捨ての湿気取りには、結構な量の水が溜まっているようなので、気休めでもいいからこのまま使ってみようかな、と。
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奥にはクーリングファンと吸湿剤、カバー部には排気スリット
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
除湿ファン |
ジャステック |
480円 |
Bic P kan |
(森村 千裕)
2003/08/05 11:03
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