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横長防水パンにも設置できる全自動洗濯機「JW-Z23A」
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我が家の防水パン事情。国内メーカーの全自動洗濯機はほとんど入らない
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昭和30年代には「三種の神器」の1つとして爆発的に普及した洗濯機。今や一家に一台、当たり前のように使っているけれど、新生活を始める時はやっぱりなくてはならない一品だろう。
この洗濯機、いざ購入する時は意外と気づかなかった制限があったりする。その1つが洗濯機の設置場所だ。同じく三種の神器と呼ばれたテレビ、冷蔵庫の場合、大きさの問題などはあるものの、基本的にはコンセントさえ伸ばせばどこにでも設置できる。けれど洗濯機の場合、水よけの防水パンを使用したり、排水の場所も確保しなければならない。たいていの家庭では洗濯機の置き場所は1カ所に限定されているのが普通だろう。
この防水パンが、ときには洗濯機選びに大きな制限を与えてしまうのだ。筆者の場合、入居を決めたアパートの防水パンの大きさは43×80cm(縦×横)と横長の大きさ。つまり二層式洗濯機サイズの防水パンだったのだ。すすぎと脱水を同時にできるメリットはあるものの、それほど洗濯物の多くない1人暮らしではやっぱり手間のかからない全自動を置きたいものだ。
ところがこの防水パンに合うような全自動洗濯機がほとんど存在しない。秋葉原や新宿の電化製品店を何軒も回ったが、どんなに小さくても縦サイズは50cm以上。二層式向けの防水パンでは、どうしても奥行きがネックになってしまう。大家さんに防水パンを変えてもらう、という作戦も考えたのだが、「変えてもいいけど実費だし、部屋を出るときには元に戻すように」と冷たくあしらわれてしまい、泣く泣くこの作戦はあきらめることに。
次に考えたのが、防水パンはそのままにして強制的に大きな洗濯機を置く方法。防水パンの外側と内側に石のブロックを置き、その上に洗濯機を置けばいいのだ。ただし洗濯機が不安定になるし、電化製品店の店員さんにも「やってる人は多いですが、あまりオススメはしませんね」と注意を受けた。何よりウチの洗濯機周りは通路が狭いので、洗濯機が前に出っ張るのも困ってしまうのだ。
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ハイアールなら我が家にもジャストフィット!!
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何とか防水パンに入る大きさの洗濯機がないものか……。と探していてとうとう見つけたのが、ハイアール(Haier)の洗濯機だ。あまり聞きなじみのない会社だが、中国では最大手の家電メーカーらしく、国内では三洋電機と提携し「三洋ハイアール」として販売を行なっているらしい。
そんなハイアールの商品で私が購入したのが「JW-Z23A」という機種。この機種は奥行きが41.6cmm、幅が42.5cmと、日本の家電メーカー製洗濯機と比べても明らかに一回り小さい。もちろん全自動で脱水までやってくれるし、時短コースや脱水のみ、すすぎと脱水のみなど何種類かの洗濯方法も用意されている。欲を言えば洗濯タイマーがないのと、柔軟剤を入れる場所がないことくらいだが、その程度の問題は使い方次第でなんとかなる。
洗濯容量は2.3kgと少なめだが、1人暮らしなら十分な大きさだ。実際、1週間に1回くらいの洗濯ペースであれば十分に洗いきれている。洗濯物をためこんでしまったとき、一気に洗うことが出来ないのはちょっと残念なところだが、現状ではウチで使える洗濯機の選択肢はこれしかないのだから、「あんな機能が欲しかった……」「脱水イマイチだよなぁ……」など余計なことは考えないようにしている。
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三洋ハイアール「JW-Z23A」 洗濯容量は2.3kgと少なめだが、1人暮らしなら十分な大きさ
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洗濯槽は狭く、縦幅はマンガ雑誌の単行本が収まる程度
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
三洋ハイアール JW-Z23A |
三洋ハイアール |
20,800円 |
ヨドバシカメラ新宿西口本店 |
(結城 海)
2003/07/30 11:04
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