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最強の動画デジカメ!  サンヨー「DSC-MZ3」

サンヨー「DSC-MZ3」

背面の液晶部
 デジカメの購入時にみなさんは何を判断基準にしているだろうか? 画質? おしゃれ度(デザイン)? 携帯性? 使いやすさ? 筆者はなぜかデジカメに対して動画性能を求めてしまった変な人である。

 と、いきなり負けを認めてから話を進めさせてもらうが、ぶっちゃけデジカメで動画はなかなか楽しい。静止画では撮り逃すという事がよくあるが、動画なら決定的瞬間を逃すことなくその前後の時間をも切り取ることができるのだ。あと、動きがあった方がいい場面というのも結構多い。世の中で笑いを取る場合の多くは一瞬の表情よりも一連のアクションによるところが大きい。もちろんDVカメラを持ち歩くなどの手段もあるが、これら製品はコンパクトさが売りの製品は大抵高価。そして安価な物は結構でかい。やはりDVテープのサイズを考えればデジカメと比較して大きくなってしまうのは仕方がないことなのだ。

 そんな意見が元になったのかどうかは定かではないが、サンヨーはずいぶん古くから動画にこだわったデジカメを開発し続けてきた。最初に目に止まったのはDSC-SX150。デジカメとしては有効画素150万画素のデジカメで、当時200万画素が主流となりつつある中、画素数的には物足りなかったが、そのかわりパーソナルなデジカメとしては初の640×480ドット(VGA)の動画サイズに対応していたのである。しかも、マイクロドライブを使用して、VGAサイズの動画を最長5分も保存できたのだ。

 その後、マイナーチェンジのDSC-SX550、DSC-SX560と続いたが、さすがに300万画素デジカメが出始める中、150万画素デジカメでは押しが弱いと悟ったのか、本来のデジカメ機能を向上して、約200万画素の静止画撮影が可能になったDSC-MZ1が登場した。マイクロドライブ使用時の高画質のVGA動画撮影については健在であったが、その仕様については最長5分間の撮影時間や15fpsのフレームレートなど変化なし。電池の持ちの悪さもそれほど改善されていなかった。そうこうしているうちにマイナーチェンジ機のDSC-MZ2が登場、そして、それから半年ちょっとで市場に姿を現したのがこれから紹介するDSC-MZ3なのである。

 DSC-MZ3ではこれまでの弱点であった録画時間の制限がなくなった。加えてVGAサイズの動画撮影でフレームレート30fpsの撮影が可能になった。求めるものがとうとう完成したのだ。これを待っていた。これぞ最強。バッテリもDSC-MZ2までの単3ニッケル水素電池の使用から、リチウムイオンバッテリの使用に変更になったことで革新的に進化を遂げた。これで、少なくとも1GBのマイクロドライブを使い切るくらいの時間は動画を撮影し続けられるようになった。筆者の使用状況では、1GB分を使いきれるだけ電源が持ってくれれば十分なので、これは非常に嬉しい仕様変更であった。DSC-MZ3は今も現役で活動を続けている。

 ちなみにその後サンヨーから登場したXacti(DSC-J1)はSDカード採用の時点で却下である。せっかく買ったマイクロドライブ1GBが……(私怨)。筆者としてはMZ4が発売されることを願うばかりだ。


マイクロドライブも利用できる
マイ愛機ThinkPad s30を撮影(リンク先は無加工画像)
品名 発売元 購入価格 購入場所
DSC-MZ3 三洋電機 34,800円(当時) 大塚商会の通販(当時)



(池 紀彦)
2003/07/14 11:37

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