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ノートパソコンが鮮やかに変身! 「カメレオンマスク」
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カメレオンマスク
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服を買うとき何色にしようかと悩む。自動車を買うときは目一杯カラーリングにこだわる。最近は家電製品だってカラーバリエーションが豊富だ。それなのにノートパソコンの色気(?)のなさといったらどうだろう。これだけ機種もあり普及しているというのに、見回してもブラックかシルバーかホワイトがほとんど。VAIOの淡いバイオレットも当初は目新しかったが、人気機種のためか今では目にすることもしばしば。そんなだからというわけではないが、自分のマシンを他と差別化したくなるのも人情というものだろう。だって他と同じじゃあ、つまんないじゃないの。
環境のカスタマイズなら簡単だけど、これでは動いてないと分からない。やっぱ見た目でしょ、見た目。でもこれが意外と一筋縄ではいかないから、さぁ大変。ステッカーチューンは意外にセンスが問われるし(筆者も失敗経験あり……)、塗装するとなると手間も費用も結構かかる。もっとお手軽でインパクトある方法は、なんて虫のイイこと考えていたら……あった、ありましたよ!
で、この「カメレオンマスク」での正体だが、鮮やかなカラーのカッティングシートである。つまり基本的には貼るだけなのだ(まぁ好みに応じてカットすることもあるかも知れないが)。でもフツーのカッティングシートとはちょっと違う。
まず色であるが、全24色とも「マジョーラ」なる塗料が使われており、基本の色が見る角度や光の当たり方で美しく変化する。パールホワイトがグリーンっぽくなったりピンクっぽく変化するのを想像していただければ分かりやすいかと思う。とにかく見栄えがいい。次にシート自体。ノートパソコンの外装も緩やかなカーブを描く部分があるが、こういう場所に曲げたり伸ばしたりしつつシートを貼ると、そこだけ色が薄くなるものだが、「カメレオンマスク」にはそれが無い。多少引っ張って伸ばしても色が変わらない特殊な素材なのだそうだ。
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「カメレオンマスク」の色見本
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では早速貼ってみよう。実験台は最近酷使しすぎて傷だらけな姿が痛々しいiBook。今回購入したのはスペクトルブルーのA4サイズ。400×300mm(縦×横)という大きさなので、殆どのA4サイズかそれ以下のノートパソコンならこれで問題ないだろう。まずは貼る場所をキレイに脂分を拭き取って準備完了。説明書を見る限りでは1人でもできそうだが、実際には2人がかりで、押さえつつ伸ばしつつ空気が入らないように貼っていくのがやりやすい。丸みのあるコーナーはシワにならないようにエイヤっと引っ張って貼る。おお、ホントに色が薄くならないぞ。一通り貼り終わったら余った部分をカッターで切り落としていく。これは先端が鋭くなったデザインカッターを用いるとカットしやすかったことを付け加えておこう。
ということでデキ映えはというと……すっかり見違えた。見るも鮮やかなカラーが目立つことといったらない。調子に乗ってロゴマークまで切り抜いてみた。ちょっと気恥ずかしい感じもするが、自分だけのオリジナルマシンになった感じがして何だか嬉しい。そう、このマシンを手にしたばかりの頃のあのワクワク感が戻ってきたようだった。
たかが色、されど色。たったそれだけでユーザーの気の持ちようが変わり、愛機への愛着が増すのなら安いものじゃない、な~んて感想を持ったのだが、どうだろう?
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カメレオンマスクを貼る前のiBook
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貼った後のiBook。キレイになると再び愛着がわくから現金なものだ
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(森村 千裕)
2003/07/07 11:02
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