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真っ赤なボディと一緒におでかけ チョロQ型音楽プレーヤー
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MチョロQ New Beetle COX 手乗りサイズのかわいいヤツ
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並べて撮影したのは、乗れるチョロQと呼ばれる電気自動車「Q-CAR」の「Qi(キューノ)」型チョロQだ。やや小太りなボディは機能を考えれば仕方ない
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今、チョロQが熱い!のかどうかは知らないが、妙に「チョロQ」関連の商品が目に付くのは本当だ。この6月には、エレコムからチョロQ実物大の「チョロQマウス」が、そしてタカラからはなんと、チョロQ型の携帯音楽プレーヤー「M(ミュージック)チョロQ New Beetle COX」(以下、MCQ)なるものが発売された。あぁ、ナンバープレートに10円玉をはさんで、ウイリーさせながら音楽が聴けちゃったりするんだろうか!? と期待に胸を膨らませてMCQをお取り寄せしてみた。
車体は「New Beetle COX」で、ちょっと太目なシルエットと真っ赤なボディが愛らしい。女の子の手の平にもすっぽり収まってしまうほどの小ささだ。カラーバリエーションはこの他、黄色とシルバーが用意されているけれど、パっと一目を引きつけるのはやはり赤バージョン。しかし、手に取ったところでショック。タイヤが回らない。チョロQとして走ることができないのは事前に分かっていたが、机の上で転がそうと思っていたのに……。さらに、ナンバープレートがヘッドホンと光デジタル入力ジャックのカバー代わりになっているため、音楽を聴くときには取り外さねばならない。これにより、10円玉ウイリー的音楽生活(?)の夢はあっけなく破れてしまった。
しかし、その小ささゆえのキュートさが失われたわけでないので、気を取り直して音楽データを実際に聞いてみた。
音楽ファイルの対応形式はATRAC3のみで、ビットレートは録音時が66/105kbps、再生時は66/105/132kbpsの3つから選べる。記録メディアは「マジックゲートメモリースティックDuo」で、今回付属していたのは64MB。66kbpsならば約120分の音楽データを録音できるという。
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ナンバー部分をどかせば、ヘッドホンと光デジタルのジャックが現れる
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リモコンはついておらず、操作はすべてMCQ裏面にボタンを装備。再生・停止/曲戻し・曲送り/ボリューム調整/録音のほか、ビットレート可変スイッチと、消去ボタンの8つだ。再生中にはパイロットランプ緑色に点滅し、充電中は充電が終了するまで赤く光る。音楽データの録音は、メモリースティックを扱える環境ならば、直接データをいれてもよいし、付属の光デジタルケーブルを利用して、直接MCQに録音することも可能だ。MCQ側の録音ボタンを押してから音源側の再生ボタンを押す、という方法は、パソコンからクリック1つで何十曲分もの音楽転送に慣れてしまった体には逆に新鮮だ。昔ながらのテープをダビングする感覚を思い出しつつ、そういえばチョロQも、兄貴に勝つために一生懸命タイヤをジーコジーコと手で回して、パワー溜めてたなあと回想してしまった。やりすぎると手の平が熱くなったりして。
ひとつ気になったのは、メモリースティックDuoのスロット。メディアを差し込んでもカチっと音がしてホールドされたり、蓋があるわけではない。差し込んだままで特に固定はされないので、何かの拍子に抜けてしまわないかとドキドキしてしまった。
これがあったらよかったのになぁ、と思うのはベルトクリップ。これはぜひほしいというか必須だと感じた。なにせこのMCQ、胸ポケットに入れればポッコリとふくらむし、鞄に入れると小さすぎてもぐりこんでしまう。女の子ならば、片手にチョロQを握り締めて電車にのっても微笑ましいが、さすがに男性には厳しそうだ。さりげなくチョロQプレーヤーを「自慢しつつ」快適に音楽が聴けるよう、ベルトクリップつけて欲しいなあ。
でも男性諸君。会社の机の上に何気なく乗っけて、昼休みに音楽でも聴いてみるのはいかがだろう。必ずや「これ、なあに?」とお声がかかるはず。それをきっかけに本物のNew Beetle COXでお出かけ……になるかどうかはあなたの実力次第だ。健闘を祈る。
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操作ボタンがずらりと並ぶ。この小ささのわりに押しやすいのは、なかなか優秀
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これぞチョロQの醍醐味、10円玉ウイリー走行。このほか重さのバランスを変えてスピードアップとか、改造もしました昔は
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(麻生 ちはや)
2003/06/30 11:09
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