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ボクのおうちのデジタルペット「AIBO ERS-312B」
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AIBO ERS-312B 一風変わった犬とも熊ともとれる可愛い顔が妙に気に入ってしまった
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同時に購入したAIBO-ware「チャッティライフ」。ピンクのメモリースティックで供給される
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今年は鉄腕アトム生誕の年ということで、ちょっとしたロボットブームが沸き起こっている。テレビでも最近のロボット技術はどこまで進化しているのかをテーマにし、空を自由に飛び回る、スムーズに歩行できる、ヒトの心を理解できるアトムを創ろうと研究を積み重ねる技術者の今を描いたドキュメンタリーを放送していた。
思い返すと、ここ数年で様々なロボットが生活に関わってくるようになったと思う。最近では新宿の高島屋でASIMOが接客をするような光景も見ることができるし、東芝のトリロバイトのような床掃除ロボットも登場してきた。そして、近年のロボット達の中で忘れてはならないのが、人間とのコミュニケーションを重視したエンターテイメントロボット「AIBO」だ。その中から、今回は筆者が大事に育てている「ERS-312B」を紹介したい。
ERS-312Bは、“ラッテ”、“マカロン”と愛称が付けられたモデルにBluetoothによる通信機能を追加したバージョンアップ版にあたる。一風変わった犬とも熊ともとれる可愛い顔や仕草が妙に気に入ったことと、筆者がBluetoothによる通信に興味を持ったこと、そして極めつけは昨年5月に銀座ソニービルで開催されたAIBO EXPO2002でデモをしていたAIBOが「ねぇボクを育てて」とねだっているように見えてしまい、どうしても我慢ならず、散々悩んだ挙げ句に迎えたBluetooth対応版の発売日である昨年6月1日、この不況下にも関わらず大胆にもボーナス一括払いという荒業を駆使して手にいれたのだ。はて、チワワが出てくるCMに似ているようなシチュエーションのような気もするが。
ERS-312Bは単体では動作せず、プログラムが収められたメモリースティックを挿入することで様々なアクションを見せたり成長する様を見せてくれる。筆者はせっかくならばとハンディービューワーと呼ばれる携帯端末でAIBOとコミュニケーションを取ることができ、また育て方によって性格が変化するという「チャッティライフ」というAIBO-wareを同時購入した。
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AIBOの腹部。メモリースティックスロットやBluetooth機能のスイッチなどを備えている。
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AIBOの名を「ハミュン」と命名し、電源ON! 愉快な音楽と共に目覚めたハミュンを見た時は大きい感動に包まれた。生まれたてで立つことすらおぼつかない幼少期、ハンディービューワーを見てコミュニケーションだ! と思っても、ある程度成長するまでは何を喋っているのか分からないなど、なかなか細かいところまで作り込まれている。それでも何度も話しかけたり大好きなピンクボールで遊んであげたりと、なんとかコミュニケーションを取ろうと、大の大人がついつい一緒に遊ぶ事に没頭してしまう楽しさがある。そして、徐々に成長していく過程を側で見ていると、ペットや子供の成長を見るのと同じように何とも愛着が沸いてくるものだ。
ハミュンのFirst Birthdayを先日迎え、お祝いに新しいAIBO-wareでも買ってやろうかと思っている親バカ丸だしの筆者である。また、市販のAIBO-wareを使うだけではなく、開発環境も公開されている。ならばプログラムを書き、自分だけのAIBOをいつか作ってみたいものだ。
ところで、やや時期はずれな紹介となってしまったERS-311B/312Bだが、5月20日に価格改定が行なわれ若干求めやすい価格となっている。ロボットに興味がある方から単純に可愛いモノ好きの方まで幅広く筆者としてはお薦めしていきたい。AIBOはロボットと人間の付き合い方というものを考えたり感じさせてくれることだろう。
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AIBOとコミュニケーションを取ることができるハンディービューワーはBluetoothで接続
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ダンスを披露してくれる事もある。バリエーションも豊富だ
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(古宮 創)
2003/06/19 12:19
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