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集めて、作って、見せびらかす。1セットで3度美味しい鉄道模型
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メルクリン製HOゲージ コツコツ集めたコレクションの一部
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少年時代に誰しもココロ奪われたお楽しみ、といえば何が思い浮かぶだろう? プラモデルやラジコンカー、ミニ四駆……どれにも共通しているのは「作る喜び」と「収集する喜び」の2つが同時に味わえることだ。
今回紹介するのは、以前ゼロ・ハリ氏もその魅力を語るメルクリン製の鉄道模型。この2つの喜びを兼ね備えていながら、ある程度の財力がないとのめり込めない“大人のおもちゃ”だといえよう。まだお小遣いなるものをいただいていた10代に、ココロときめかせて購入したので、物としては結構古い。購入先はドイツ。パンフレットも説明書もすべて英語かドイツ語で、四苦八苦した思い出がある。
少女時代(少年時代ではなく)の筆者が鉄道模型に夢中になったのは、ズバリ“カワイイから”という理由。真の鉄道模型ファンが聞いたら憤怒しそうな理由だが、欧州らしい深い緑色の客車、対照的に鮮やかな真紅の列車。見れば見るほど精巧に縮小されている機関車は、ドールハウスなどと合い通じる物があり、眺めるほどにホレボレ。おかげでコレクションには一貫性がまったく無いが、一番のお勧めはシェル石油の黄色いタンクです。
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お気に入りのシェル石油は型番「4442」
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パンフレットも10年前のまま保存してあった! みるとまた欲しくなる……
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スペースの関係上、畳に機関車という組み合わせ……だけど、わりと似合うかな
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手先の器用さに自信がある自作パソコンマニアや、収集癖をお持ちの方にはぜひどっぷりとはまって欲しい。鉄道模型は線路と列車を購入してグルグル走らせるだけが楽しみではない! 夢は部屋を丸ごとジオラマに、いや、できることならば家中に線路を張り巡らしてしまうことだっ! 青海苔にしか見えない「芝生の素」を敷き詰めたり、駅に小さなヒトを配置。駅舎や陸橋を組み立てた日には誰かに自慢したくなること請け合いである。
自宅で「交通博物館を開設したい!」なんて夢を持ってる人ならばきっと理解してくれるはず……たぶん。一旦はまると湯水のように金をつぎ込む趣味の世界ですが、「運転手はキミだ、車掌はボクだっ♪」と歌いながらメルクリンを自室で走らせてみませんか?
品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
メルクリン製HOゲージ 機関車(型番:3090) |
不二商 その他複数 |
10,000円 |
日本橋高島屋 その他西ドイツ(当時)旅行中 |
大客車(型番:4040) |
5,500円 |
シェル石油タンク(型番:4442) |
3,500円 |
荷車(型番:4424) |
2,000円 |
(価格の一部は1987年頃のマルク-円レートによるもの)
(麻生 ちはや)
2003/06/12 11:01
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