ケータイWatch　本日の一品

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黒くて堅くてコンパクト　「WorkPad c3」

　先日ようやく発売された新「WorkPadc3」は従来のモデルから型番が「40J」→「50J」に変更されただけで、製品名も本体デザインもまったく同じという非常に紛らわしい製品であるが、内部的には大きく進化した。だからわたしは予約して発売日に速攻で購入した。

　WorkPadc3における、大きな進化点はCPUの処理速度が向上したことだろう。これにより道端で犬のウ○コを踏んで「あのときの猪苗代は楽しかったな……」という類の強烈な逃避欲求に駆られたとしても、すぐさま「市ヶ谷→猪苗代」の路線検索を行ない、瞬時に乗車２時間24分という解を得て「今日は…止めておこう…」とあきらめることが可能となった。従来のWorkPadではこうは行かないだろう。

　次に挙げられる進化は、メモリが２MBから一気に８MBに増やされた点だ。Palm OSは自分好みのプログラムをインストールしまくらないことには使い物にならない。従来機種ではメモリが足りず、必要最低限の機能しかインストールできなかった。しかしメモリが一気に４倍になったおかげで、ネットで出回っている「ラテン語辞典」や赤外線を探知ソフト「IrMonitor」など、実用性に乏しいデータやプログラムを大量に持ち運ぶことができるようになった。すばらしい。みなも是非、ジャンケン支援ソフト「J-Adviser」などのソフトをmuchy.comから入手してメモリの増えたWorkPadc3にインストールしまくろう。

今日の教訓「いざメモリが増えたところで、無駄なことにしか使い道が思い浮かばないわたしは果たして間違っているのだろうか」

品名	発売元	購入価格	購入場所
WorkPadc3	IBM	３万9900円	ビックカメラ渋谷東口店

■ ＵＲＬ
　 WorkPadのホームページ
　 http://www.ibm.co.jp/pc/workpad/index.html

（白根雅彦）
2000/05/09 12:01

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