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メンテナンスフリーの癒し系エビ 「HOLOHOLO」
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HOLOHOLO
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中にいるエビは、餌をあげなくても長期間泳ぎ続けるというのだから驚き
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ストレス社会と呼ばれる昨今、皆さんは心の疲れをどのように癒しているだろうか。
趣味に投じるも良し、友人とカラオケや飲みに行って気分転換するも良し。アロマテラピーやヒーリングCDのほか、さまざまなリラクゼーショングッズを用いる方もいるだろう。
人それぞれ解消法はあると思うが、小さな生き物を鑑賞して心を癒してみるのはいかがだろうか。今回紹介するHOLOHOLOは、部屋のインテリアとしても使える観賞用のシュリンプ(エビ)が悠々と泳ぎ回る可愛いBOXである。
長方形の小型アクリルBOX、ブランチと呼ばれる海草、Xウォーター(人工海水)、小石または砂、そして体長1~2cm、5~6匹のスカーレットシュリンプというハワイで採取される真紅色のエビで構成されている「HOLOHOLO」。「生き物の飼育? それって大変なんじゃないの?」といった疑問は不要。この可愛いシュリンプはメンテナンスフリーがウリ。餌すらあげなくても長期間元気に泳ぎ続けるというのだから驚きだ。
面倒を見なくてもスカーレットシュリンプが生きていける理由はもちろんある。スカーレットシュリンプは、アクリル容器や小枝に付着する藻を食料としており、外部から餌の供給を受ける必要がない。当然生物なので老廃物を排出するが、それから発生するアンモニア等の有害物質は砂や小石に繁殖しているバクテリアが分解し、さらに水質の悪化を防止して、藻の成長を助ける栄養素を作り出す。
栄養素を受けて成長した藻は太陽光を受けて光合成を行ない、水中に酸素を供給すると共にスカートレットシュリンプと食料となり……と、この小さなアクリルケースの中で生態系が完全循環するに必要な要素が過不足なく絶妙なバランスで保たれており、これによってメンテナンスフリーの小さな世界が実現されているのである。
飼育者(鑑賞者)がすべき事はごく簡単。HOLOHOLO内の水が蒸発してしまった際に、バクテリアや藻、ミネラルがバランス良くに含まれた生態系を維持できる専用の人工海水であるXウォーターを補充するだけ。これだけでスカーレットシュリンプが泳ぎ回る様子を心行くまで鑑賞し、その可愛らしい動きで心を癒す事ができるのである。ちなみに生態系を良好な状態で維持できていればスカーレットシュリンプは数年間生存する事が可能だ。
生態系を維持するに必要不可欠である無駄の無い構成でありながら、インテリア性を兼ね備えたHOLOHOLO。砂や小石のカラーバリエーションも豊富で部屋の雰囲気に合わせてコーディネートする事も可能だ。デスクサイドにちょっとオシャレなシュリンプを飼ってみるのはいかが?
(古宮 創)
2003/05/26 11:07
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