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毎日眠いあなたへ、無呼吸症候群の確認にMP3プレーヤーはいかが？
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Field peas Fボタンの左下の穴が内蔵マイクになっている
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USBフラッシュメモリとMP3プレーヤーが合体した製品が徐々に増えてきている。今回紹介する「Field peas」も128MBのUSBフラッシュメモリとMP3プレーヤーを兼ねたものだ。さらに録音機能も搭載して1台で3通りの使い方ができるようになっている。通常のUSBフラッシュメモリと比較すると一回り大きなサイズとなっているが持ち歩くには特に不満を感じることはない。
「Field peas」はパソコンのUSBに挿すとWindows ME/2000/XPではドライバーレスでリムーバブルディスクとして認識される。リムーバブルディスクとして使用する時は一般的なUSBフラッシュメモリと同様にデータを持ち歩くことができる。もちろんフォルダを作ってデータの整理をすることも可能だ。メインであるMP3プレーヤーは日本語表示はできないがブルーバックライト搭載のLCD付き、ルートディレクトリだけでなくフォルダの中のMP3ファイルも演奏できる。アーティストごとにフォルダを作ったり、ジャンルごとに分けるたりできる一方で、全て演奏したりもできるし、フォルダ内の曲だけ演奏したりも可能だ。日本語のファイル名は文字化けしてしまうので必要ならローマ字で入力する。音はヘッドフォンで聴く限りは特に問題はない。MP3に変換するビットレートにより演奏時間は異なり、筆者のように音にこだわらないのであれば128kbpsであれば128MBで2時間程度が保存できる。アルバム2枚はチョッときついくらいであろうか。
さて、普通にUSBフラッシュやMP3プレーヤーとして紹介してもありきたりになってしまうので、今回はおそらく最も使われることのない録音機能を試してみた。録音時間はメーカー表記では10分で5MBとなっている。128MBをフルに使用すると4時間強であろうか。実際に録音してみると4時間半くらいなのでほぼスペック通り。録音されるファイル形式は残念ながらMP3ではなくADPCM。ADPCMは簡単に言うと音の悪いWAVEファイルなので、電話の音質程度なので生演奏などを録音するには無理があり、会話の録音あたりが限界と思われる。
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上が Field peas、下は 256MBの通勤フラッシュ。厚みはかなり違う
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で、何を録音するかと考え、思いついたのが若干恥ずかしい話であるがイビキである。少し前に新幹線の運転手が居眠り運転をしたニュースが流れた。居眠りの原因の一つとして無呼吸症候群が話題となった。筆者もいわゆるデブ系なので妻の話を聞くとイビキがうるさいらしい。ごく稀ではあるが筆者が夜中に目覚めると妻がいなくなっていることがある。うるさくて子供の部屋に避難しているのである。加えてそのイビキが突然止まるらしい。いわゆる無呼吸症候群の可能性があるのだ。録音しない限り自分のイビキを聞いたことのある人は少ないであろうからトライすることにした。
深夜2時、まずは「Field peas」のファイルを全て消して4時間半フルに録音できる状態にする。この状態で布団に入ったところで録音を開始して後は寝るだけだ。翌日、およそ128MBのファイルをパソコンに取り込んで聞いてみることにした。ここで活躍するのが音楽編集ソフトだ。筆者はUSBオーディオアダプタのおまけに付いていたDigion Soundを利用している。イビキを録音して聞くだけであればMDでも問題はないが、4時間も録音したイビキを聞くことを考えるとパソコンで後処理ができることが大きなメリットとなっている。表示される波形を見ながら変化の発生したところを中心に聞いていけば、わずかな時間で無呼吸症候群の簡易診断が可能だ。
結果の前に録音された音を評価すると、ノイズが多く残念ながらお世辞にもいい音とは言えない。肝心（？）のイビキは……20分くらいから波形が心電図の様に動き始める。最初は寝息程度だがやがてイビキの領域に入ってくる。生まれて初めて聞く自分のイビキは実に新鮮なものだ？？ イビキは三段階にスケールアップしていた。表現が難しいが、最初は喉で鳴るイビキであるが、もう少し経つと第二段階の鼻にかかるイビキに変わりかなりうるさくなってくる。更に豪快な音を立てる第三段階がその後訪れることがわかった。ただこの領域の後に静かになるケースが多い。想像では自分のイビキの音に驚いてわずかながら目が覚めるようである。よく聞くと若干無音になった感じはするがしばらくすると寝息が聞こえるので、完全に無呼吸状態になっていることは少ない感じがした。自分のイビキが騒音であることを認識し問題だと感じながらも、無呼吸症候群はそれほど重症ではなさそうなので少々ホッとしている。ちなみに数年前に入院して8kgほど痩せたときはイビキが止まったらしい。デブとイビキは密接な関係であるのでダイエットするのが一番であることは間違いない。
録音機能はともかく、「Field peas」はUSBフラッシュメモリとMP3プレーヤーが低価格にまとまっている。逆に搭載されている128MBでは容量不足を感じた。データドライブとしての領域を確保しつつ、音楽もジャンル分けして持ち歩いたりするともっともっと容量が欲しくなるのである。時間の問題だとは思うが256MBモデルを早く製品化して欲しい感じながら使用している。
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リムーバブルディスクとして認識され、フォルダ分けして使用可能
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イビキの波形。変化のあるところだけ確認して聞くと効率的
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（奥川浩彦）
2003/05/22 11:03
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