ケータイWatch　本日の一品

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パソコンパーツ交換の必需品？　「どこでもキャスター」

「どこでもキャスター」本体(4個入)。直径約2センチ、取付用のマジックテープ付き

　頻繁にパーツの組み換えをするパソコン愛好家にとって、パーツ類の着脱のたびにパソコン本体の場所を移動させるのは非常に面倒な作業だ。筐体を開けるために移動→元の位置に戻す→また移動→また戻す、という作業が毎日毎日繰り返していると、ある日突然悟りを開いて、もうパソコン周りの整理整頓なんでどうでもいいや→取り外したパーツはそこらへんに置きっぱなし→ネジも外したまま→筐体も開けっ放しにしちゃえ→設置場所は部屋のド真ん中さ→アハハ～、と頭のネジまで緩んだ状態になってしまう。本人は別にこれでも構わないかもしれないが、室内の美観を気にする家族にとっては大きな問題である。パソコンをポイッと処分されるならまだしも、本人まで処分対象として検討され始めるとシャレにならない。

　今回紹介する「どこでもキャスター」は、裏面にマジックテープが付いた超小型のキャスター。これをパソコンの底面に貼り付けることで、パソコンに小さな車輪が付いた状態になり、移動がグッと楽になるのである。パーツを取り付ける時はゴロゴロゴロと移動させて筐体を開け、終わったらまたゴロゴロゴロで元の位置へ。楽チンである。筐体の開閉時はもちろん、手が届きにくいパソコン背面のコネクタの着脱の際もたいへん重宝する。キャスターの高さもあまりないので、不安定さもほとんど感じない。

　念のため断っておくと、本製品は決してパソコン専用というわけではない。製品のパッケージには観葉植物や収納BOXの移動にどうぞ、みたいなイラストが記されていて、アイデア次第でいろいろなものに使用できそうだ。製品のサイズもいくつかあるようで、筆者が使用しているのは耐荷重6kgまでのタイプ。ミドルタワークラスのパソコンに使用したい場合は、ひとつ上の耐荷重8kgタイプあたりがおすすめだと思われる。

　キャスターの構造上、ハードディスクなどのドライブ類には悪影響がまったくないとは言い切れないが、パーツ類の着脱の機会が多く、かつ机周りの美観が気になるマニアの方はぜひお試しいただきたい。パーツの交換作業が嘘のように楽になるから。いやホントに。


ブックタイプのパソコンに取り付けた例。これだけで移動がグッと楽に	プレイステーション2の底面に取り付けた図。自走式プレステ2のできあがり

品名	発売元	購入価格	購入場所
どこでもキャスター（Sグリーン）	八幡ねじ	480円	東急ハンズ

（kizuki）
2003/05/21 11:15

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