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ThinkPadのDOS起動もOK! IBM新USBメモリーキー
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3世代目のUSB2.0対応のメモリーキー256MB(右端)便利なので、筆者は、8MB→32MB→256MBと拡大の一途をたどった!
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リード・ライト・ランプが怪しく光り、スピードは超快速!
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相当前になるが、USBポートに挿入して使うメモリードライブとして日本で最初に8MBの「USBメモリーキー」を発表したのは日本IBMだった。確かこのコラムでご紹介したので記憶されている読者諸兄もおいでだろう。その日本IBMから、自信と気合いの入った第3世代となる製品が先頃発表された。
メモリは64MB~256MBの大容量に拡張され、インターフェイスはUSB2.0に対応。また、従来の製品と比較してデザインが大きく変更されている。同社のモバイルパソコンであるThinkPadを意識した外観で、まさにクールと呼べる商品に仕上がっていると言えるだろう。本来のビジネスユーザーだけではなく、今回はかなりマニアックなユーザーの好みにも合うと思われるので、早めに手に入れないと品不足に陥るかもしれない。
256MB版を同社のダイレクト販売から早速入手したので、新製品を簡単に紹介したい。サイズ的には同社の第2世代のUSBメモリーキーと近いが、デザインがブラックとトランスルーセントの2トーンカラーとなっている。黒いキャップ部に当たる部分取り付けられた赤い丸いスプリング状のクリップ(通称「ねずみ取り」と呼ばれるスプリング形式)がThinkPadを彷彿とさせる。
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トランスルーセントの本体とエナメルブラックのキャップ、ネズミ取り型「赤いクリップ」が最高にクール! このセンスは売り切れるかも……
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専用ネックストラップで何時も重要情報は身につけていられる。重要情報をパソコンとは別に分けて持つのは現代の機密管理の基本だ
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従来と同様、普通に使用するにはドライバが不要だ。USBスロットに挿入した途端、自動的に外部HDとして感知してくれる。USBメモリーキー内に収録された専用ユーティリティ「プライバシーゾーン設定ソフト」を導入することで、256MBの全メモリの内、任意のサイズを自分専用のパスワード保護エリアに設定できる。重要な個人情報や企業のデータなどはこのエリアに収録しておくことで、もしもの場合も安全を確保できる。重要な情報は、常に身に付けていられるように、USBメモリーキーには専用のネックストラップ方式のケースが標準で付属している。
また付属CDのソフトを活用することで、USBメモリーキーを挿入したときの感知サウンドをカスタマイズしたり、自分のUSBメモリーキーに固有名詞を付けてプロパティを形成し、他人のモノと区別することが可能だ。また、少しマニアックだが、USBブート(起動)が可能に設定されたThinkPadなら、USBメモリーキーからDOSシステムでブート可能になる。これは、全くWindowsが起動不能になった時などは最高に有効な復旧手段となるだろう。
Windowsのグラフィカルな画面で何でも簡単にできると思われるこんな時代にこそ、個人の、そしてある時は会社の重要な資産であり、飯の種であるモバイルパソコンをリカバリーできる発想は重要なフェイルセーフの考え方だ。「プロフェッショナリズム」とはどんな事態に陥ってもリカバリーできる方策を準備していることなのだ。
品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
IBM USB2.0メモリー・キー 256MB版 |
日本IBM |
19,800円 |
IBM.COM(IBMドットコム) |
■ URL
製品情報
http://www-6.ibm.com/jp/pc/option/obi/nob03/22p9025/22p9025a.html
(ゼロ・ハリ)
2003/04/15 11:10
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