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メールで録画予約に興味ぎゅ~ん! 120GBのHDD&DVDレコーダー
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上に乗っているのがHDD&DVDハイブリッドレコーダー「RD-XS40」
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録画した番組をテレビで確認できるのも魅力
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ケーブルテレビが見られるようになってから、私のライフスタイルに異変が起きた。見たいものばっかりで困ることこの上ない!! 番組表にチェックをいれてみると大変なことになるのがわかる。もうテレビ漬けだ。そこへそれまで見ていた地上波の番組も加わるわけなので、いくらテレビが好きといえども仕事に支障をきたす恐れが増大し、自制心という言葉を思い出さずにはいられない。さらにここにきて約1週間自宅を空けることになったのだが、毎日放送されているドラマに加え、好きな番組の新シリーズまでもがスタートするからさ~大変。
そこで当然のことながら録画しようというわけだが、持っているのは修理をしながら10年以上がんばってくれているVHSビデオデッキ。120分テープを3倍で6時間。なくなったら交換だ。でも交換してくれる人いませんよ? しかも最新の長時間用テープには対応していないため、録画がうまくゆかずに悔しい思いをしたこともあった。さらに大量の録画済テープを溜め込んだものの、結局見なくてはいけないというプレッシャーと、かさばり具合に鑑賞欲が萎えて押し入れにしまいこんでしまったという過去がある。
というわけで、旅行を口実にムラムラ沸いてきた物欲の矛先は、もちろん大容量のHDD&DVDビデオレコーダーへ!! 売出し中の一連の製品を店頭、Web、カタログで比較検討し、すでに所有している知人の感想を参考にした結果「それは我家と互換性があるよ~」といわれたので……というか、携帯からメールで予約できんの~!? ということでTOSHIBAさんの「RD-XS40」を選択した。選択基準の中にはもちろんDVDに録画した際の互換性などもあったのだが、あまたあるDVDの規格や将来性を調べているうちに考えるのが面倒になってしまったのだ。
そこで原点に立ち返り、自らのニーズを再考。考えてみればDVDの規格を気にするほどDVDは作らない。使うのは自分。見るのも自分。見たら消す。万が一120GBもあるディスクが一杯になりそうならDVD-RAMに退避。そして見たら消す。自分が快適に操作できることが第一。それに尽きる。
そしてやってきた「RD-XS40」は、これまで使っていたデッキよりひとまわり小ぶりであった。しかし妙なことにビデオデッキを相手にしている気がしない。それは背面にあるLANポートとルータをストレートケーブルで接続し、ブラウザを使ってレコーダー側のネットワーク設定を行なってから感じたことだ(クロスケーブルでパソコンに直結もできる)。特に興味をそそられた「ネットdeナビ」のメールで予約できるという機能だが、これなどはもはやメールソフトの設定ですかと。さらに電源を入れたとき、ローディングしているあたりもなんとなくコンピュータっぽさを感じる。
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「ネットdeナビ」の設定は、パソコンからWebブラウザで可能。常時接続環境とパソコン側からも送受信できるメールアドレスを1つ用意する必要がある
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さまざまな設定をWebブラウザから行なうことができる
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「ネットdeナビ」のメール予約機能を使うには、常時接続環境とパソコン側からも送受信できるメールアドレスを1つ用意する必要がある。POPをRD-XS40に設定してやると定期的にメールをチェックしにいってくれるのだが、その中に専用のフォーマットで書かれたメールがあるとその内容に従って録画予約をしてくれるのだ。無事に設定が完了するとその旨返信してくれる機能もある。HDDレコーダーから返信するからにはSMTPサーバーが必要になるので携帯電話固有のアドレスではできないのだが、携帯電話のアドレスから設定用のメールアドレスに予約メールを送信し、そのメールアドレスから携帯に完了通知を送信するようにすればどこにいても予約が可能というわけ。もちろん会社のパソコンから専用アドレスにメールを送信してもよい。海外出張の多い人なら海外にいてもメールさえ使えれば予約録画できることは言うまでもない(ただし予約時間よりも15分以上の余裕が必要なことと、本体側のメールチェック間隔が最短で5分となっているので時間ギリギリの予約は不可能)。
いわば飛び道具のようなこの機能に心奪われてしまった筆者だが、困ったことに案外在宅。というか実はほとんど在宅。デッキを目の前にして録画予約することのほうが圧倒的なのだ。しかしここでもネットワーク接続の便利さがいかんなく発揮されている。慣れたブラウザで操作できるからだ。地上波ならユーザ専用に用意されたiEPGからクリック一つで設定できるし、変更もまたしかり。予約管理に関しては電源のON/OFF以外、リモコンを使うこともないのだ。
そしてガンガン録画した映像を「見るナビ」でサムネイル表示し、見たい番組を選択して再生。見たら削除。リモコンの使い勝手に多少の疑問はあるものの、最高画質で録画してもまだあと40時間もあるの~!! と密かに喜ぶ筆者。テープの山から解放された喜びははかりしれないのであった。
ここで画質はどうなの? とか音質はどうなの? という最も当たり前な疑問をお持ちの読者の方もいらっしゃるだろうが、映像の受信環境や設定、再生する機械類にも影響を受けるため、あいにく筆者のレベル(AV環境)では適切な表現はできない。だが、少なくとも大容量HDDの恩恵を受け、満足していることだけは確かだ。POPやネットワークの設定などはインターネットに縁の薄い人には難しく感じるかもしれないが、普段からインターネットを活用し、ライフライン化している方には楽勝であり、オススメだと思う。
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「ネットdeナビ」から予約してみる
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携帯電話からも予約可能
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
HDD&DVDビデオレコーダー RD-XS40 |
東芝 |
115,800円(購入時) |
ヨドバシドットコム |
■ URL
RD-Style from TOSHIBA
http://www.rd-style.com/
(すずまり)
2003/04/11 11:05
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