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「たこ足」配線を超えた「火星人足」配線可能なテーブルタップ!?
CONCENTS
(CASE REAL 1998年)
ワイヤレスで線を見えなくするという対局にある「線を強調する」アプローチの製品だ
毎日、誰もがなにげなく便利に使っているモノに「テーブルタップ」(AC分配機)がある。日常に埋没しがちな「テーブルタップ」の世界だが、日夜注目している人たちが結構多くいる。1つはオーディオ業界で、マニア向けの1個数万円というオーディオ機器用タップも珍しくはない。さらに、ここに来て、インテリア業界でもこのテーブルタップに注目してビジネスを拡大する傾向が現われてきている。
インテリア業界の傾向は、ヤフオクでの出品や、巷のインテリアショップを見ればある程度は推測できる。少し前なら、フリマでも売れ残るただのがらくたでも、今や「ミッドセンチュリー」と言えば八方丸く収まるのだ。ちょっと昔の電化製品や家具、それらに洒落た適当な形容詞が思いつかない時に、この「ミッドセンチュリー」という言葉と「イームズ」という言葉は大きな貢献をしてくれる。
これらの形容詞をオークションサイトのキーワードに登録すれば、それなりに売れる確率が上昇するというのもあながち嘘ではなさそうなのだ。しかし「変革」とは、実はこういう些細なことから始まることもある。この珍現象も、「ミッドセンチュリー」や「イームズ」という言葉も、意外とインテリア業界で生活する人達にとっての「救世主」になり得るのかもしれない。
本日ご紹介するアイテムは、そんなミーハーな「ミッドセンチュリー」とは関係はないが、インテリア的に見ればある到達点に立つ商品の1つなのだ。外観は、ごくありふれたナショナル製の「3つ口タップ」を各側面に1個備えた1辺10cmのテーブルタップ・キューブ「CONCENTS」だ。テーブルタップに目一杯の電源コードを挿す危険な行為を一般的に「たこ足配線」と呼ぶが、たこの足はたったの8本。このテーブルタップは上面と底面を除く立方体の4側面に各3個のコンセントがあるので、何と合計は12個にもなってしまう。本物の宇宙人は見たことはないが、まさに想像の世界の「火星人足配線タップ」なのだ。
ご存じのように、電源テーブルタップには「定格」という物理的な限界があり、この「CONCENTS」も定格は1,200Wだ。12個もコンセントがあるからといって、朝食時にコーヒーメーカーとオーブントースターの電源を同時にこのタップから取ったりしないことだ。朝食は摂れても、ランチタイムは焼け野原でハンバーガーを囓ることになるかもしれない。
多くの家電製品を「火星人足配線」するのではなく、フローリングのリビングや、デスクトップで複数のIT系製品の電源確保に活用したり、プラズマテレビ等の大型家電ならインテリアとして耐えられる「単なる延長ケーブル」としての露出活用が望ましいだろう。ただし、それだけのために13,500円を出せる気合いがあるかどうかは、個人の価値判断によるので何とも言えない。しかし、ネコも杓子もミッドセンチュリー流行りの日本ならその可能性はけっこう高いかもしれない。もちろん、成功することは極めて大事なことだが、身銭を切って失敗することも人生にとってはもっともっと重要な教訓なのだ。
辺10cmのテーブルタップは確かに存在感がありすぎるが何処か魅力的だ。可能性は見えるがなかなか使いこなしが難しい!?
筆者宅では、現在リビングでどう活用するか時間待ち。愛犬もシカト!?
品名
購入価格
購入場所
CONCENTS
13,500円
IDEEショップ・オンライン
・ IDEEショップ・オンライン
http://www.idee.co.jp/
・ CASE REAL
http://www.casereal.com/
(ゼロ・ハリ)
2003/02/21 12:45
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