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どこでも手軽に星座をチェック 星図スコープ「StarPocket」
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StarPocket 日本語版 (シルバー)のパッケージ(左上)と本体
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夜。スーパーの帰り道、買い物袋をさげながらふと空を見上げると煌々と輝く月。
「あんなものが地球の周りをまわっているなんて。しかも地球は太陽の周りをまわってるなんて。そのうちワープってほんとにできるようになるのかしら。ワームホールはどうなんでしょ。嗚呼今日も50%割引シールのトラクタービームから逃れることはできなかったわ……。抵抗は無意味とはこのことよ。あの丸い月。もしあれが四角だったら? 月だと思ってよく見たらボーグキューブだったりして! そして人類は同化されちまうのさ! こわ~!」買い物袋をぶらぶらさせながらそんなことを考えてみたりする。月の浮かぶ夜空というのは想像力をかきたてるものだ。
月のある方角に向かって歩きながらその周辺を観察するが、さすが東京だけあって目視できる星はわずかだ。こういうとき東京に住むようになって減ったのはお金(苦笑)だけじゃないなーと思う。確実に星が見えなくなった。1つ明るい星を見つけるがそれが何かわからない。まぁ元来星座は北斗七星やオリオン座が見つけられたら御の字の筆者なのだが、ときどき主な星座くらい分かれば空を眺めるのも楽しいんじゃないかと思う。ただ大きな星座盤を常に携帯するわけにはいかない。
そんなとき便利なものを見つけた。一見普通の望遠鏡に見えるが、実は星座盤という「StarPocket」だ。北緯及び南緯20度~60度にある70個の星座と目に見える42の主な星名前を知ることができ、一年を通じ、約1,500個の星を標定することができる(取扱説明書より)。つまりその名の通り星空をポケットに放り込んで出かけられちゃう1本なのだ! しかも方角と日時を指定して随時空の様子を確認できる。
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取扱説明書の案内に従って…
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緯度ディスクを調整して…
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合わせた方位をずらさないようにしながら覗き込むと、「今」見ている「方角」の星図を見ることができる
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おおざっぱに使い方を説明すると以下のとおり。
1)取扱説明書に従って住んでいる地域(使用する国)から、付属の緯度ディスクを使って緯度を調整する。これをすることで見える空の範囲を正しく決められると考えればよい。
2)緯度エリアを調整したら月日と時間のリングを回して現在の日時をあわせる。
3)スコープの頭についている方位磁石の向きと、スコープのメモリについてる東と西を合わせる。
4)合わせた方位をずらさないようにしながら、見たい方角で覗き込む。
すると「今」見ている「方角」の星図を見ることができるのだ。主な星と星座の名前も日本語で記載されている。暗いところでも見ることができるように星図を照らす赤い照明ボタンもついている。(照明の電池はボタン型LR41 2個)
使い慣れないうちは日時の調節リングと方位磁石の向きとの関係がわかりにくいかもしれないが、超軽量だし収納袋もついていて、これ1本あればどこに行っても星座の確認ができるスグレモノ。ちょっとした温泉旅行の夜、キャンプの夜、海辺の夜……ポケットからさっと1本取り出して見比べてみよう。神話について考えるもよし、星たちが発する光が一体どれくらいかかってこの目に届いているのか、そんなことを考えるもよし。布団の中でのぞいて見れば、ちょっとしたプラネタリウム気分も味わえるぞ。
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仕事場に現れた1月22日 午後9時過ぎの西の空に見えるであろう星座
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
StarPocket 日本語版(シルバー) |
SCULPTURES-JEUX,Paris |
3,200円 |
アシストオン |
・ 製品情報
http://www.assiston.co.jp/item/0421_starpocket.html
・ アシストオン
http://www.assiston.co.jp/
(すずまり)
2003/01/30 11:08
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