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欧州デザイナーが集う独KOZIOL社のブックマーク
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映画のお化け、キャスパーのようなブックマーク。いろいろな色がある
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日本人はどちらかといえば本をよく読む民族だと思うが、ことブックマーク(栞)にはあまりこだわりのない人種だ。米国の大きな書店チェーンに入り、日本の大型書店と比較して違いを感じることはいくつかあるが、もっとも大きな相違点は、じっくりと椅子に腰掛けてカフェオレや紅茶を飲み、できたてのパンを頬張りながら、売り場のあちこちからかき集めてきた雑誌や単行本を、まるで図書館のごとくゆっくりとタダ読みする人達の多いことだ。次に感じるのは、意外と日本の書店と比較してコミック誌が少ないこと、そして3番目に感じることは、どんな書店に行っても、レジ側の回転式ディスプレイ台にハンギング状態で売られている多種多様なブックマークの多さだ。
筆者が海外の書店に行く時の楽しみは、2つある。1つは、日本ではたとえ人気がなくても、決して定価の下がることのない書籍が、需要と供給の関係で、時によっては半額や10分の1以下に値下がりしてディスカウント販売されることだ。50ドル近い写真集などが5ドル以下で販売される場合も多い。帰国時の荷物の重ささえクリアできれば、これらの本来高価なバーゲンブックスを購入することは、海外書店での大きな楽しみの1つだ。
そしてもう1つは書店のはしごをして、レジ側のこのブックマークを何種類か、日本の友達にお土産として購入して帰ることだ。日本では決して思いつかないようなアイデア溢れるモノや、思わず笑い出しそうなモノが多い。今回は、同じオフィスにいる女性がドイツに旅行に行った折りに、ギフトアイテムを中心に「idea for friends」をモットーにしているドイツの「KOZIOL社」のブックマークを買ってきてくれたのでご紹介したい。
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むうう、やはり、横文字の本の方がより似合うのかもしれない
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KOZIOL社は1927年創業のドイツのメーカーだ。ヨーロッパ中の30人ものデザイナーがユニークなデザインを考え、常にホームエンターテイメントと言ってもおかしくないようなインテリアグッズを開発販売している。一見したところ、イタリアの有名なアレッシー社の製品に似ているようにも思えるが、どちらかと言えばプラスチック単体を加工して製品を構成する傾向の強いドイツのKOZIOL社に対して、イタリアのアレッシー社では、クローム的な金属とプラスティックのコンビネーション商品が多い。本来のそれぞれの国のイメージからは逆転しているように思えて興味深い。
老いも若きも携帯電話ストラップにはあんなにはまる日本人なのに、なぜかブックマークには、書店でオマケでくれる紙のなんの変哲もない栞を使用することが多いようだ。KOZIOL社のブックマークは書籍に挟まる部分は超薄く邪魔にならず、本から飛び出す一部はそれなりに立体的に作られていて目立ち度は抜群だ。日本にもブックマーク流行旋風が起こらないだろうか!?
品名 |
製造元 |
購入価格 |
Jimmyブックマーク |
独KOZIOL社 |
お土産のため不明 |
・ KOZIOL
http://www.koziol.de/
・ BookMark
http://www.trends-presents.nl/assorti/bureau_kantoor_accessoires/koziol/bureau%20accessoires/jimmy.htm
(ゼロ・ハリ)
2003/01/24 11:18
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