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SFっぽい! サイバーなハンズフリーだ「ドロップ」
「ドロップ」。価格は14,800円。FM電波を使ってワイヤレスで音声を飛ばす。耳かけ型のレシーバーだ
ここのところ私用でアメリカに行く機会が多い。みなさんもご存じの通り、米国の携帯電話は日本のものとは端末もサービスも大きく異なるわけだが、ユーザーの使い方もまた、こうまで国によって違うのかと思わされることが多々ある。
特に気になったのは、ハンズフリーキットを利用している人が結構いることだ。ニューヨーク、セントラルパークの広場を見渡しただけでも、両手で新聞を読みながら電話をしていることもあるし、片手にハンバーガー、片手にドリンクを持って食事をしながら電話しているところも見かけた。
これに感化された筆者は帰国して早速、編集部からお借りしたJ-dot社のハンズフリーキット「ドロップ」を試してみた。こいつはそんじょそこらのハンズフリーとは違う。FM波を利用してワイヤレスで動作するシロモノなのだ。携帯型音楽プレーヤーで経験している人も多いと思うが、イヤホン状のものにコードが付いているとそれだけでジャマ。しまうときも面倒だし、いざ使おうと思ってバックから出そうとするとコードがからまったりする。日本では自動車内での通話くらいにしか使われていないハンズフリーキットだが、そのユーザー層を大きく広げる可能性を持った製品が出てきたわけだ。
キットは携帯電話に接続するサーバーと耳かけ型のレシーバーからなっており、これを付属のACアダプターで充電する。実際に屋外で試してみたが、耳かけ型のレシーバーも30gと非常に軽量なため、感覚的には最近よく見かける耳かけ型のヘッドフォンとほとんど同じ感覚で使用できた。耳かけフックは左右どちらの耳にも装着できるようになっている作りに感心。なにより携帯電話本体はバックに入れっぱなしで済むのは予想以上に便利だ。バッテリーもよほどハードに使う人でなければ十分に丸一日は持つだろう。
ただし、機器の性質上、携帯電話本体を見ないで着信するため、発信元をあらかじめ確認できないことと、電話を持たないで会話しているのがまだ日本の町並みの中では浮いてしまうことがネックだろうか。ただ、携帯電話の使い方を大きく変える可能性のあるツールであることは変わりない。会話しながらタッチタイピングができちゃうなんて利点もある。ビジネスで利用する場合は恩恵をすぐに受けられそうだ。
ちなみに私は、「メタルギア」シリーズのナノマシンを気取り、全くの手ぶらで友人と無駄話を楽しんだ。この行為を「ちょっとサイバー」なんて喜んで受け入れられるマニアな人にも是非この一品を勧めたい。
サーバーと携帯電話の接続は有線。サーバーの大きさはレシーバーと同じでコンパクト
付属のACアダプターはサーバーとレシーバーの双方を同時に充電できるよう、プラグ部分が二股になっている
製品名
販売元
価格
ドロップ
J-dot
14,800円
・ ドロップ 製品情報
http://www.dolop.jp/
(伊藤 大地)
2002/12/20 11:18
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