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ニッポンの600万リアル・モバイルユーザーに「ポケットシンク」
超薄型だがタフなケーブルを巻き取り方式で収納するSync&充電ケーブル
ノートパソコン、PDA、携帯電話と、3つのITツールを上手く使いこなしているビジネスマンは、筆者も含めて極めて希だ。PDAは、ノートパソコンと携帯電話の間を埋めるように生まれ、競争の中でその機能をブラッシュアップし、小さなマーケットセグメントを形成している。
日本国内における台数で見ると、毎年1,000万台前後出荷される全パソコンの約50%近くがノート型で、購入後3~4年は使用すると仮定すれば、現在市場に存在するノートパソコンは約2,000万台くらいだと考えられる。ただし、デスクトップパソコンの代わりにオフィスで使用され、一生の内に一度もお天道様を拝むことのない大型のノートパソコンが約7割を占める。そう考えると、本当にアクティブに「モバイルPC本来の働き」をさせてもらうことのできる恵まれたノートパソコンは、国内で約600万台くらいという計算になる。
一方、携帯電話は、日本ではほぼ持たない人が居ないと言われるくらいの台数まで普及し、その数は6,000万台前後だと言われている。そこで、気になるのがPDAと総称される、ノートパソコンと携帯電話の後に登場した、個人のハンディIT機器だ。3つの機器のうち一番最後に登場してきたPDAだが、ここ最近はあまり調子が良くなく伸び悩み気味だ。今年の日本国内でのPDA出荷台数は約250万台前後に落ち着くと言われているらしい。国内では、多少海外と違う勢力分布となり、Palm OS、Pocket PC、ザウルスが市場を3分している感じだ。
国民の大半が所持し、ユビキタスな感覚を実践し始めた携帯電話に対して、個人の情報管理という点に関して現代のPDAが携帯電話より進んでいるのは(携帯電話にかなり接近されてはいるが)、その画面解像度とパソコンとのデータ同期が確実に行なえる「Sync機能」の充実だ。Palm OS搭載PDAの専売特許だったはずの「Sync機能」だが、Pocket PCやザウルスが追従することにより、いつの間にかPDAの標準機能となった。それにより、パソコンのデータを、より小さく携帯用途に特化したPDAというITツールで共有できるという便利さを実現している。
わずかな例外を除いて、ほぼ全てのPDAにはSyncケーブルやクレードルと呼ばれるドッキングステーションが同梱されている。ただそれらが全てのユーザーにとって本当に便利な形状をしているか、と考えれば疑問の多いところだ。パソコンの出荷データからも推測できるように、日本のパソコンの約85%は、移動しないパソコンだ。多くのSync機能を提供するPDAもその大半の接続相手はこの移動しないパソコンなのだ。こうした背景が、大きなクレードルや丈夫で太いSyncケーブルが標準でPDAに同梱される大きな理由だとしてもそこに矛盾はないだろう。
ただ、昨今は筆者のように、楽々と持ち歩けるウルトラポータブルPCを唯一無比のメインPCとして使用しているユーザーも多い。モバイル活用が基本の場合、大袈裟なUSBケーブルやクレードルタイプのステーションは、携帯に不便極まりないブツである。本日ご紹介するセイコーパワー社の「ポケットシンク」は、日本のリアル・モバイラー数百万人にフォーカスした超軽量・超携帯Sync&充電ケーブルなのだ。
「ポケットシンク」は、軽さたったの25g、携帯時のサイズは120×30×15mmと小さく、ケーブル両端の接続プラグを持って両手で引き延ばすことで、最長98cmまで伸長できる優れモノだ。収納時には、両端を少し引っ張るだけで、後は自動的に元のコンパクトサイズまでスルスルとケーブルを自動巻き上げしてくれる。これで、出張時に大きなクレードルや、かばんの中でいろんなモノに絡みつく不必要に長いケーブルをもう持ち歩かなくても良くなるのだ。
電話延長ケーブルでスタートした巻き取り式携帯用ケーブル製品。その後イーサネット、マウスケーブル、携帯充電ケーブルが続々とデビュー。ついにSyncケーブルも仲間入り
ポケットシンクで出張中もSyncが簡単に!
品名
発売元
購入価格
ポケットシンク
セイコーパワー
2,480円
・ ポケットシンク製品概要
http://pocketgames.jp/modules.php?op=modload&name=Shop&file=index&req=viewarticle&artid=79
(ゼロ・ハリ)
2002/12/13 10:58
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