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ブロードバンド時代に続々と発売される「巻き取り君」の謎!?
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メタルフレームで従来の巻き取り君とは一線を画する商品
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もちろん自動リワインド機能付き。クールなデザインが光る
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ブロードバンド化の嵐がeJapanのかけ声とともに日本中に吹き荒れて、2年以上が経過した。毎月総務省から発表されるADSLの導入回線数は常に右肩上がりで、一時期のパソコン販売台数グラフのようだ。2002年10月末ですでに日本中のADSL回線加入数は500万回線を超え、ケーブルテレビや光ファイバーも含めたブロードバンド回線数は、2002年末には900万回線を超える可能性も見えてきた。これを単純計算すれば、日本の総世帯の25%近くにブロードバンド環境が導入されることになる。
東京都内に本拠を置く都市ホテルや、グローバルなホテルチェーンはもちろんのこと、全国チェーンを展開するビジネスホテルも、当面の目的はモバイルビジネスマンを支えるインフラとしてのゲストルーム・ブロードバンドの導入だ。日本全国に出張することの多い筆者もインターネット上で探せば大きな地方都市のホテルには必ずと言って良いほど、客室ブロードバンドを実現してくれているホテルが見つかる便利な時代になった。
そんなブロードバンド全盛時代なのだから、当然イーサネットケーブルの需要は伸び、今まで非常に画一的だったイーサネットケーブルにもバリエーションが増えた。カラフルな製品や、本当に性能的に大丈夫かと疑いたくなるほど薄く細く軽量のカテゴリー5ケーブルなどが出現してきている。ただ残念ながら、RJ11規格で一般的だった「巻き取り君」スタイルの「ケーブル自動収納型」のRJ45規格商品の登場は米国の方が先行しており、こういう商品が得意のはずの日本が遅れているのは理解に苦しむところだ。
国内市場では、不思議なことにその一方で、もはやそれほど需要が伸びるとは思えないRJ11市場に、新たに多くの「巻き取り君」製品が投入されている。しかも、少し前ならパソコンショップでしか入手できなかったこれらの商品が、おしゃれな街のインテリアショップなどで売られているのだ。
本日ご紹介する「巻き取り君」も、出張先の大阪市内のインテリアショップで偶然に見つけて購入した。外観のデザインもメタリックで超薄型、持った感じも従来のRJ11延長ケーブルのイメージはなく、どちらかと言えばコスメティック・デザインだ。もちろん、側面のスライドスイッチを押すだけで、自動的に巻き取り収容してくれる自動リワインド機能付きだ。「巻き取り君」は当時、先進的なオタクモバイラー向けに考えた名前なので、すでに基幹ユーザが変化している現在、もっと別のニックネームが必要になってきているようだ。
品名 |
購入価格 |
購入場所 |
通称「巻き取り君」 (販売店で商品名の表示が無かったため) |
800円 |
大阪なんばCITY 「Glammour(グラマー)」 |
(ゼロ・ハリ)
2002/12/10 11:01
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